地方のアートディレクターが自費で行く、はじめてのカンヌライオンズ Vol.4 〜最終話!カンヌライオンズのすべてにありがとう篇〜

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「会得した心得①:太陽目線と微生物目線」

カンヌライオンズでさまざまな作品を見ていると、日本では考えられないような社会などの問題があって、それらをどういう視点で捉えているかがわかり、世界観が広がりました。

よくディレクションするときやデザインをするときに俯瞰でものを見るといいますが、マクロとミクロの視点の両方が大事だと思いました。マクロの視点は、地域→全国→世界→さらには太陽から見たくらいまでの尺度感で、ミクロの視点は1人の個人〜微生物〜素粒子レベルの尺度感。今までは目に見える範囲で判断していましたが、想像を更に上回るレイヤーで物事を捉えるように心がけようと思いました。

THE FEMALE COMPANYの「THE TAMPON BOOK」では、ドイツで生理用品には高い課税が掛かっているのを初めて知りました。世界で活躍するクリエイターはマクロとミクロの視点のコントロールがすごいのだと実感しました。

THE TAMPON BOOK

 

「会得した心得②:パンチの打ち方はめっちゃある」

地方だからといってカンヌライオンズが獲れないわけじゃないということを実感しました。Design部門は、いわゆる昔ながらのグラフィックから体験がデザインされているものまで多種多様でした。ソリューションやリザルトの評価割合など部門の特性もあると思いますが、それだけさまざまなパンチの打ち方があるのだと思います(グランプリの「Creatability」から前回ご紹介した「The Gun Violence History Book」など)。

GOOGLE CREATIVE LAB/Creatability

 

「会得した心得③:アウトプットをトキントキンにする」

「トキントキン」ってご存知でしょうか?「針のように尖がっている形状」を指す名古屋の方言なのですが、使用例としては「鉛筆の先がトキントキン!」というように削りたての鉛筆の先を指すことが99%を占めている言葉です。展示している作品は写真やデザインにおける細部のクオリティも凄かったので、アウトプットも更にトキントキンに磨く努力も必要だと感じました。

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