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お盆休みに読みたいおすすめの書籍

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宣伝会議 書籍編集部です。
今年のお盆休みは最大9連休。実家に帰省したり、旅行に行ったり、何かと外出する機会が多い時期かもしれませんが、夏の日差しを避けてゆったり読書をする時間をつくってみてはいかがでしょうか。
この記事では、仕事の実務に役立つもの、世の中の流れを捉えるものなど、お盆明けから仕事のモチベーションが高まる6冊の書籍をピックアップしてご紹介します。

『たとえる力で人生は変わる』

たとえる力で人生は変わる
著者:井上大輔 
定価:1500円+税
仕様:四六判並製/208ページ

仕事でもプライベートでも、話がとてもわかりやすく、誰もが思わず納得してしまうような話上手な人が周囲にいるのではないでしょうか。

もしかすると、それは彼らの「たとえる力」が優れているのかもしれません。

「たとえる力」が高い人は目の前の現象を抽象化し、身近なものに変換して言語化することで、共通の知識がなくてもスッキリ言いたいことを伝えることがでるのです。

本書は数々の外資系企業で活躍してきた著者が、誰でも上手に「たとえ話」を作れるようになる5つのステップを紹介。

書き込み式の練習問題付きで伝える力がアップします。休み明けから、あなたの話を聞く人のリアクションが少し変わるかもしれませんよ。

『すべての企業はサービス業になる 今起きている変化に適応しブランドをアップデートする10の視点』

IoTやシェアリングエコノミーなど、テクノロジーの急速な進化によって日々新たなワード次々に耳にします。

ところが、それらが世の中にどう作用し、影響を及ぼしているのか、社会全体がどう動いているのかという全体像をきちんと把握できている人は少ないのではないでしょうか。

本書では、メルカリやUberといった様々な企業をモデルケースにしながら、緩やかながら確実に起きている、「顧客の変化」「消費行動の変化」「産業構造の変化」を紐解き、目の前で急速に起きている「購買行動の変化」を観察・解説しています。

最終的には、企業戦略に携わる方がこれから持つべき視点を10個にまとめているので、世の中の流れを捉えたうえで、事業の確かなビジョンを描くことができるはずです。

『デジタルマーケティングの実務ガイド』

デジタルマーケティングの実務ガイド
著者:井上大輔 
定価:1800円+税
仕様:A5判並製/232ページ

デジタルマーケティングをテーマにした本はたくさんありますが、本書は中でも「実務」の体系にチャレンジしています。

「4P」を理解しても、「STP」を新たに学んでも、明日からのマーケティング実務が変わるわけではありません。

なぜなら、それらは「実務の体系」ではなく「理論の体系」だからです。

本書では、具体的にどのように業務を設計し進めていけばよいのか、 その手引きとなるべき知識を体系的にまとめました。

デジタルマーケティングの理論や概念は知っているけれど、それをどのように実践すればよいのか、 どうすれば日々の業務を改善できるのか、そんな悩みを持った担当者・責任者の方々の、業務の見直しに最適な1冊です。

『危機管理&メディア対応 新・ハンドブック』

危機管理&メディア対応 新・ハンドブック
著者:山口明雄 
定価:3000円+税
仕様:B5判並製/144ページ

ここ数年、幾度となくニュースになっている企業等の不祥事による「記者会見」。吉本興業の闇営業問題でも社長の記者会見が大きな注目を集めました。

週刊誌、SNS、マスコミなど各方面からの批判により、不祥事は一気に炎上し、対策を誤れば、あっという間に企業の信頼もブランドも失い、企業存亡の危機に追い込まれてしまうことすらあります。

そうした環境では、これまでの広報部門を中心とした危機管理だけでなく、経営層のメディア対応はもちろん、若手・中堅社員などの、特にSNSへのリスク意識の醸成が重要であり、全社を巻き込んだ対策が必要です。

本書は、企業・団体・自治体のトップや広報担当者、約4,500名を対象にメディアトレーニングと危機管理広報セミナーを実施してきた著者が時代にあわせたすべてのノウハウを凝縮しています。

「いつか」では間に合わない。少しでも自社の危機管理体制について気になっている方は時間があるときにぜひ手に取ってみてください。

『地域が稼ぐ観光』

地域が稼ぐ観光
著書:大羽昭仁
定価:1800円+税
仕様:菊版変形/203ページ

観光に力を入れている地域は多数ありますが、その地域が「稼ぐ」ことはできているのでしょうか?観光客数が多くても、景色だけが売りでお金を使う場所がなかったり、と地域にお金が落ちていないケースも多々あります。

『地域が稼ぐ観光』では、こうした現状を打開すべく、体験をベースとしたプログラムで地域が稼ぐ仕組みづくりをいかに実践していくか、事例を交えながら解説しています。

・地域の観光に関わる事業を棚卸し、地域にとって、メリットや経済効果が少ないものを見直す

・地域にしかない特性と人を引き寄せる要素を掛け合わせ、地域の価値を具現化する観光体験プログラムを策定する

・プログラムの需要調査をもとに、一番可能性の高いプログラムを実行に移す。事業計画に基づき、実態を改善しながら、PDCAをまわす。

といったプロセスを、どのように実践していけばいいのかがわかります。地域活性にかかわる仕事をされている方、観光関連の仕事をされている方に特におすすめの1冊です。

『ここらで広告コピーの本当の話をします。』

ここらで広告コピーの本当の話をします。
著者:小霜和也 
定価:1700円+税
仕様:四六判並製/272ページ

著者は広告キャンペーンでプレイステーションの全盛期をつくり、いまなお最前線で活躍するクリエイター・小霜和也氏。
若手コピーライター向けに書いたという本書ですが、実際にはクライアントや広告会社の営業、PR会社などからの反応が多く、驚いたそうです。

それもそのはず。本書は、広告コピーの書きかたを指南する、いわゆる「コピー本」ではありません。そもそもコピーとは何か?広告とは何か?を考えさせる、広告コピーの役割や価値についての「本当の話」なのです。

では、具体的な実務では使えない、観念的な話なのかと言えばそうではありません。そもそも、コピーをはじめとする広告クリエイティブは、実際の商品やサービスが売れなければ意味がありません。その上で、

① そのコピーがモノとヒトとの関係を想像しているか
② ①の役割を達成するための、言葉としての力があるか。ターゲットの心に刺さったり揺さぶったりする表現になっているか

という2点で評価しよう、というのが本書の立場なのです。

本書がコピーライター(志望者含む)だけでなく、営業や経営者、自営業の方からも反響をいただいているのは、そんな広告コミュニケーションの“そもそも”の話を、近道せずにひとつひとつ定義しているからです。気になった方は、是非手に取ってください。