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疾病啓発を願い、END ALSが「Merry & Bright —脳波イルミネーション—」映像を公開

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一般社団法人END ALSは、国指定の難病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者であり、同法人創設者の藤田正裕(通称:ヒロ)さんによる疾病啓発の映像を公開した。

藤田さんはALSを発症して10年目(現在40歳)。2014年のアイスバケツチャレンジによって、病名はかなり知られるようになったが、まだ十分にこの病気の認知や実態の理解はされていない。また藤田さんのコミュニケーションが難しくなっている中で、END ALSは疾病啓発のプロジェクト「Merry & Bright -脳波イルミネーション-」を実施している。

「クリスマスを含めた年末年始にたくさんの人にヒロに会いに来てほしい」という思いを込めて、END ALSでは藤田さんの自宅の部屋をイルミネーションで飾り、脳波と繋げることで「脳波で光るイルミネーション」を実現した。赤い電飾の色はAttention, 青い色はMeditationと、藤田さんの心の動きを表しているという。

脳波のテクノロジーはニューロスカイ社製EEG(脳波)バイオセンサーを活用しビジュアル化は、藤田さんの所属するマッキャンエリクソンの兄弟会社のMRM//McCannのイノベーション・スタジオ「LAB13」が実現した。

また、藤田さんの部屋のデザイン、装飾を美術監督の種田陽平さんが、映像はこれまでのEND ALSのさまざまな映像を手掛けている映像作家、写真家の柿本ケンサクさんがボランティアで担当している。

友人たちが藤田さんの部屋を訪れ、コミュニケーションする様子は、END ALSのYouTube公式サイトで公開された。