『ガラスの仮面』に学ぶマーケターのヒント⑥「事業会社と代理店の関係」篇

【前回コラム】「『ガラスの仮面』に学ぶマーケターのヒント⑤「完成イメージを固めてから取り掛かる」篇」はこちら

事業側のマーケターが代理店に求めるものは主従関係ではない

『ガラスの仮面』からマーケターの仕事のヒントを紹介する本連載。最終回となる今回は、『ガラスの仮面』の中でも、特に私が好きな台詞を取り上げようと思っています。それは後ほど紹介するとして、私がそこからどんな仕事のヒントを得たのか。それは、ずばり「事業会社と代理店の関係性」です。

私は代理店側・制作会社から、事業側へ転職しました。事業側に転職して感じたのは、事業側と代理店側では互いに対して求める関係性に乖離があるということでした。制作会社にいた当時の私は、クライアントに求められたことをやり遂げて結果を残すことが重要だと考えていました。ですから、語弊があるかもしれませんが、事業側と代理店側には主従関係があると感じていました。しかし事業側に移ってみて思うのは、決して代理店側に求めるのは主従関係ではないということです。昨今、多くの企業で広告やマーケティング予算の効率化が求められ、これまでよりも少ない予算でより効果の高い施策の実現が求められています。そして、この“矛盾した”結果が求められる状況を乗り越えるためには、事業側と代理店側はこの時代にふさわしい関係性を築かなければいけない。では今の時代に必要な関係性とは、どのようなものなのでしょうか。私は、その答えが『ガラスの仮面』の中にあると思っています。

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渡瀬 薫(ライオン コミュニケーションデザイン部)
渡瀬 薫(ライオン コミュニケーションデザイン部)

#ライオン #コミュニケーションデザイン部 #ファブリック担当 #クリエイティブ・ディレクター #元IMJ #元四季 #ダンサー #ライオンキング #ミラノ・スカラ座勤務 #東大卒

渡瀬 薫(ライオン コミュニケーションデザイン部)

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