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サンケイリビング新聞社、母親向け情報誌『あんふぁん』など事業譲渡

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サンケイリビング新聞社(ライザップグループ)は3月27日、こどもりびんぐ(東京・千代田)に母親向け無料情報誌『あんふぁん』『ぎゅって』に関する事業を譲渡する契約を締結した。こどもりびんぐは小学館集英社プロダクションの子会社で、運営主体の移管完了は2020年秋ごろを予定している。

『あんふぁん』は幼稚園児とその母親向けの情報誌で2001年創刊、全国10エリアで71万4800部を発行。『ぎゅって』は働く母親向けで2017年に創刊、首都圏・関西・東海で 34万3200部発行している。配布先である幼稚園や保育園を通じ、園児を持つ親にも手渡しされる仕組み。こどもりびんぐは『めばえ』『幼稚園』『小学一年生』にこの2誌を加え、計5媒体を発行することになる。

左から『あんふぁん』『ぎゅって』

両社は2019年12月から、現代のこどもたちの実像を明確にするための「こどもりびんぐプロジェクト」を開始。今回の譲渡は、その取り組みをさらに加速させ、より広いマーケティング事業を展開していく狙いがある。外部パートナーとも連携し、商品やイベントの企画開発も行っていく。

本件に関して、小学館集英社プロダクションは「長年にわたり醸成された乳幼児の教育や子育て・保育ノウハウを最大限に活用し、全国の子育てママたちを応援するとともに、将来の社会を担う子どもたちの健やかな成長を支える」とコメントを発表している。