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淡路島に「香る自販機」ダイドードリンコ、絶滅危機のオレンジ復活へ

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ダイドードリンコ(大阪・北)は3月25日、兵庫県南あわじ市内に地元特産品のオレンジ「淡路島なるとオレンジ」の香りが出る自動販売機を設置した。生産者の高齢化などで絶滅危機にあるオレンジの復活を支援する。市内の農作物直売所「美菜恋来屋(みなこいこいや)」など、4月中をめどに計10台を淡路島内の公園などにも順次設置していく。

「淡路島なるとオレンジ」の香りを届ける自動販売機。

外観は「淡路島なるとオレンジ」をモチーフにしたオリジナルラッピング。自動販売機に設置された芳香機にあるボタンを押すと「淡路島なるとオレンジ」の香りが噴霧される仕組みとなっている。

ダイドードリンコでは傘を貸し出す「レンタルアンブレラ」の設置や「おしゃべり自販機」などユニークな自販機の活用を実現している。香りが出る自販機の設置は2回目。過去には2016年に兵庫県多可町でラベンダーの香りがでる自販機を6台設置した。

同社では自販機は、地域に密着した「お店」という認識。飲料を届けるだけでなく自販機を通した地域活性化にも積極的に取り組んでおり、今回の取り組みもその一環となる。