2020年のグーグルの米国での広告収入が、初めて減少に転じる – 米調査会社イーマーケターは6月22日、こうした推計を発表した。同社によると、米国での広告事業の純収入は前年比5.3%減の395億8000万ドルとなる。米国オンライン広告市場におけるシェアは、昨年の31.6%から2.2ポイント減の29.4%へ後退する。
グーグルと米オンライン広告市場を3分するフェイスブックやアマゾンは伸長する。フェイスブックはInstagramがけん引し、オンライン広告の純収入が前年比4.9%増の314億3000万ドルの予想。同社のシェアは前年比0.7ポイント増の23.4%に拡大する。アマゾンは、前年比23.5%増の127億5000万ドルへ急伸し、市場シェアは7.8%から9.5%に上昇する。
イーマーケターの主席アナリスト、ニコル・ペリン氏によると、グーグルの米国の広告収入の成長率は2016年以降、市場全体の成長率を下回っていた。その上で、「新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大で、グーグルの検索連動広告に集中していた旅行関連の支出が急激に後退した」という。外出制限が強いられる中、eコマース各社の需要が急激に高まったため、広告を出さなくなる傾向も見られた。アマゾンもその内の一社だった。イーマーケターは、米国でのグーグルの検索連動広告の純収入は、2020年には7.2%減少すると推定している。
米国のオンライン広告市場全体では前年比1.7%増の1346億6000万ドルとなる。
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