【前回】「ニッチな地域商材を、世界で通じる「ストロングニッチ」に変えるには?」はこちら
ICT技術の発展で地域マーケティングにチャンス到来!?
新型コロナの災禍は、奇しくもこれまでの中央集権型のやり方の限界を露呈した。中央政府の方針が弱かったり揺らいだりする中で、実際の現場対応や対策は各自治体、首長の裁量・力量に頼るという状況が続いている。これからの課題解決は、課題の現場を中心とする分散型のやり方に大きくシフトしていくと思われる。少子高齢化や過疎、自然災害など、課題の現場は広く地域に散らばっているのだから。
とはいえ、地域の課題を地域だけで解決するには限界があるのも事実であり、そこには新しい仕組みや仕掛けが必要となってくる。そのカギとなるのがネットワークである。
新型コロナの影響でテレワークやリモートワークの利用が一気に広がり、様々なビジネス活動においてICT技術が距離の壁を越えることを人々が実感することとなった。ネットワークを持てば、地方にいても全国、世界のリソースを活用することは可能なのである。これは地域、地方にとっては今後大きな武器、切り口となってくると考える。ちなみにこのコラムの取材もすべてZOOMを用いて行った(忙しい人をつかまえるにはリモートが一番である!)。
今回取り上げるのは、熊本発で展開しているソーシャルマーケティングの事例2件である。
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丸山 泰(熊本県立大学総合管理学部 教授 地域連携政策センター長マーケティングアナリスト)
丸山 泰(熊本県立大学総合管理学部 教授 地域連携政策センター長マーケティングアナリスト)
日用品メーカーであるライオンでマーケティング職に25年以上従事し、2013年から現職。リサーチャー、ブランドマネージャー、事業部長など様々な立場でのマーケティング経験を活かし、学生とともに地域の課題解決にマーケティング発想で取り組む。共著に、『マーケティング部管理者の仕事』(日本能率協会マネジメントセンター)、『地方創生への挑戦』(中央経済社)など。
丸山 泰(熊本県立大学総合管理学部 教授 地域連携政策センター長マーケティングアナリスト)
日用品メーカーであるライオンでマーケティング職に25年以上従事し、2013年から現職。リサーチャー、ブランドマネージャー、事業部長など様々な立場でのマーケティング経験を活かし、学生とともに地域の課題解決にマーケティング発想で取り組む。共著に、『マーケティング部管理者の仕事』(日本能率協会マネジメントセンター)、『地方創生への挑戦』(中央経済社)など。
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