本コラムが書籍化されました!
【2022年6月20日発売】
『わたしの言葉から世界はよくなる コピーライター式ホメ出しの技術』
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いよいよ表現の話です。
見返してみると、三回ぐらい前から、
「次は表現の話です」「次こそは」
と何回も予告していたので、
ツギツギ詐欺をしてしまっていたわけです。
すみません。
よく言われる話ですが、
コピーを含め何か表現するときには、
「What to Say(何を言うか)」 と、
「How to Say(どう言うか)」
の両方を
突き詰める必要があります。
ホメ出しも一緒です。
これまでの八回の連載では、
「What to HOME(何を褒めるか)」について
お話してきましたが、
今回は
「How to HOME(どうやって褒めるか)」
のお話です。
褒めはローマ字にするとホームになるから
ローマ字に適していないけれど
いいでしょう。進めます。
ただし出鼻をくじくようですが、
ホメ出しにおいて表現は
主役ではありません。
何故なら、
「何を褒めるか」に時間と労力を
かける方がはるかに重要
だからです。
これまでの連載を、図で振り返ってみます。
そう、④の表現に至るまでが大切なんです。
料理で例えると、具材を選んで、切ったり、下味をつけたりして、
煮たり、焼いたり、蒸したりするまでが、「何を褒めるか」。
そして、料理をお皿に盛ったり、
最後パセリをひとつまみかけるのが「どう褒めるか」。
褒め言葉においても、
表現は最後の盛りつけのようなもの
です。
ですので、ホメ出しにおける重要性でいうと
全体の1割くらいです。
だからといって軽視していいわけではありません。
1割の影響は大きいです。
もしあなたの身長が1割減ったら、
体重が1割増えたら、
年収が1割減ったら、
家族が1割増えたら、
シャレにならない変化が起こるでしょう。
だから、「こういう表現の仕方があるんだな」
ということを、知っておくだけでも、
その後のホメライフが大きく変わります。
1割を笑うものは、1割に泣く。
何を言っているんでしょうか。
つづけましょう。
では、ホメ出しには、
どのような表現があるでしょうか。
ぼくなりに研究してきた内容を共有します。
この連載は、視覚に障害のある方も読んでいるので、
テキストでも補足すると、
直球、オーバー、例える、心の声だだもれ、
リズム、ポジ転、新足算、遠回りな近道、
競合との比較、韻を踏む、本質を2つ、みんなが天才、


