PENT AWARDS最高賞は、カーボンネガティブウォッカブランドのパッケージ #ブレーン

今年で14年目を迎えたパッケージデザイン賞「PENT AWARDS」の受賞作品が、9月24日に発表となった。

本年度は5大陸60か国から2000を超えるエントリーがあり、英国、スペイン、ロシア、中国が最も多くの賞を受賞したという。すべての応募作品のうち、400以上が最終選考に残り、一般に公開後、各賞が決定した。

最高賞であるDiamond – Best of Showを受賞したのは、世界で最もサスティナブルなアルコールブランドになることをミッションとする「Air Co. VODKA」のパッケージ。ニューヨークのデザインエージェンシーJoe Doucet x Partnersがグラフィックとパッケージを、同じくニューヨークのMythologyがロゴをデザインしており、審査員の満場一致で最高賞が決定したという。

このウォッカは水と大気中の二酸化炭素を使ってつくられており、製造工程で発生するCO2の排出を抑えるカーボンネガティブを実現しているのみならず、ボトルはリサイクル・リユースが100％可能だ。ラベルをボトルの上部と下部に配置したシンプルなデザインで、ラベルは簡単に取り外せるようになっている。そのため、ウォッカを飲んだ後はウォーターボトル、花瓶、キャンドルホルダーなどの他の目的に使用できる。

Design Agency of the Yearは、アルメニアのBackbone Brandingが2年連続受賞。その他、Designer of the Yearには、中国のShenZhen Lingyun Creative Packaging Design Co.LtdのXiongBo Deng氏、Best Newcomer of the Yearには、ギリシャCaparo Design Crewが、一般投票ではスペインのEstudio Mabaがデザインした「Codice」が選出された。

日本は、POLA APEX（ポーラ）、Sakura Shimizu（アリカデザイン）、木村水産「あゆのひらき」（南政宏デザイン事務所）、instax（富士フイルム）の4作品がゴールドを受賞、11作品がシルバー、6作品がブロンズを受賞した。