コロナ禍のアメリカで「ホリデー商戦」スタート 菓子メーカーはデジタルシフトで商機を掴む

【前回コラム】「Arby’sの秀逸なリアルタイムマーケティングの裏側 Part2 ソーシャルリスニングから生まれたヒット商品」はこちら

10月末日のハロウィンが終わり11月の声を聞くや否や、アメリカは1年を締めくくるホリデーシーズン(Holiday Season)の到来です。新型コロナウィルスの影響で、多くの人が2020年のほとんどを、友人や家族に会わずに過ごしています。

アメリカの主要なホリデーイベントは、伝統的に大規模な人の集まりや旅行を伴い、年の終わりに近づくにつれてその規模も増していきます。10月31日のハロウィンに始まり、続く11月26日のサンクスギビング(感謝祭)、そして最終ラウンドが12月のクリスマスにあたります。

新型コロナの第二波が急増し、イベントや伝統行事に触れられないストレスを解消するため、米国内の生活者と企業は、このホリデーシーズンをどうにか楽しみ、盛り上げようと模索しています。さて今年のホリデー商戦はいかなることに?

大規模イベントの規制でお酒や食品の消費が落ち込み

2019年のハロウィンは木曜日で次の日が学校の登校日であったため、子どもたちは就寝のために早い時間に自宅に帰らなければなりませんでした。2020年はハロウィンが土曜日に当たるため、それに気づいた子どもたちは、翌年のハロウィンに向けてワクワクしていたはずです。

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結城彩子 Ys and Partners(COO/ブランドストラテジスト)
結城彩子 Ys and Partners(COO/ブランドストラテジスト)

30年を超える日米両国でのブランドマーケティングの経験を持つストラテジスト。
グローバルエージェンシーのJWTにて、ユニリーバのLUXブランドの立ち上げ、De Beersダイヤモンドの日本市場での成功に寄与。
1999年に渡米、2002年に米国法人 Ys and Partnersを共同創業。2005年にワイズアンドパートナーズ・ジャパンを立ち上げ、LA+東京+横浜の3拠点から、日本国内はもとより日本から北米に展開するジャパンブランドのマーケティングを支援している。
ブランド戦略構築からクリエイティブ、デジタルマーケティング、販路開拓コンサルティングまで、統合型マーケティングコミュニケーションの専門家チームを率いる。
LAを拠点に、日米のオフィスを往復しながら、その傍らで大学・行政機関などの依頼で講演や執筆を続ける。ICU卒業。TESL認定教師、アメリカンマーケティング協会/OCPRSA/JASSC会員として活動中。

結城彩子 Ys and Partners(COO/ブランドストラテジスト)

30年を超える日米両国でのブランドマーケティングの経験を持つストラテジスト。
グローバルエージェンシーのJWTにて、ユニリーバのLUXブランドの立ち上げ、De Beersダイヤモンドの日本市場での成功に寄与。
1999年に渡米、2002年に米国法人 Ys and Partnersを共同創業。2005年にワイズアンドパートナーズ・ジャパンを立ち上げ、LA+東京+横浜の3拠点から、日本国内はもとより日本から北米に展開するジャパンブランドのマーケティングを支援している。
ブランド戦略構築からクリエイティブ、デジタルマーケティング、販路開拓コンサルティングまで、統合型マーケティングコミュニケーションの専門家チームを率いる。
LAを拠点に、日米のオフィスを往復しながら、その傍らで大学・行政機関などの依頼で講演や執筆を続ける。ICU卒業。TESL認定教師、アメリカンマーケティング協会/OCPRSA/JASSC会員として活動中。

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