【前回コラム】「6時間目:「バラを分解せよ」青山フラワーマーケットの社員研修」はこちら
イラスト:萩原ゆか
たまたま投げかけてみた質問。その問いが起点となり、面白い流れを連れてきてくれることが多々ある。
直感的に気になったら聞いてみるものだ。相手が社長だろうが大臣だろうが遠慮なく。問いから出てくるのは、答えなんかだけじゃない。そこから何か新しい流れが始まることだってあるんだから。
今回の記事も僕が聞いてみていなければ、僕はもちろんのこと、みなさんも知ることもなかった話である。その起点となった質問は、これだった。
「おうちで何か、特別な教育方針とか、あったんですか?」
皆さんもぜひいろんな人に聞いてみて欲しい。面白い人にこのことを聞くと、必ず面白い答えが返ってくる。その方が子供だった時、ご両親はどんな教育方針だったか。または、お子さんがいらっしゃる場合は、お子さんに対してされている今の教育の方針についても。
そしてこの問いを、僕が初めて投げかけてみた相手。その方は、現代美術家、椿昇氏である。
出会いは10年前の2011年11月。
その頃、僕らは震災後の東京都のイベント「TOKYO FUTURE SKETCH」というワークショップを発案、プロデュースしていた。毎週、東京都民の方々に集まってもらって、小さなスケッチブックにをそれぞれが思う未来を描き、アーティストがその全てを取り入れて大きな1枚の未来の絵として最後まとめる、というものだった。
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倉成英俊 (Creative Project Base 代表取締役/ アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所所長)
倉成英俊 (Creative Project Base 代表取締役/ アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所所長)
2000年電通入社、クリエーティブ局配属後、多数の広告を制作。2005年に電通のCSR活動「広告小学校」設立に関わった頃から教育に携わり、数々の学校で講師を務めながら好奇心と発想力を育む「変な宿題」を構想する。2014年、電通社員の“B面”を生かしたオルタナティブアプローチを行う社内組織「電通Bチーム」を設立。2015年に教育事業として「アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所」を10人の社員と開始。以後、独自プログラムで100以上の授業や企業研修を実施。2020年「変な宿題」がグッドデザイン賞、肥前の藩校を復活させた「弘道館2」がキッズデザイン賞を受賞。
倉成英俊 (Creative Project Base 代表取締役/ アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所所長)
2000年電通入社、クリエーティブ局配属後、多数の広告を制作。2005年に電通のCSR活動「広告小学校」設立に関わった頃から教育に携わり、数々の学校で講師を務めながら好奇心と発想力を育む「変な宿題」を構想する。2014年、電通社員の“B面”を生かしたオルタナティブアプローチを行う社内組織「電通Bチーム」を設立。2015年に教育事業として「アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所」を10人の社員と開始。以後、独自プログラムで100以上の授業や企業研修を実施。2020年「変な宿題」がグッドデザイン賞、肥前の藩校を復活させた「弘道館2」がキッズデザイン賞を受賞。
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