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コラム

48歳のピボット・ターン 〜広告会社のCDが、テックベンチャーに入ったら〜

起案して29時間でプロダクトローンチできた話

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2日目「ひと目で分かるコロナワクチン接種状況」リリース。

「PRチームとしては、多くのユーザーが利用するサービスだからこそ、私たちは公共情報インフラである、と書きたいんです」「うーん。でも公共情報っていうと、自治体情報って意味になりませんか?原田さんが言いたいのはCommonの公共ですよね。公共情報とつなげて言うとOfficialっていう意味が出てしまう。公共には、Open, Common, Officialの3つの意味があるので、気をつけたいんです」「そうか、なるほど…では、公共性を担う使命を自覚して、はどうでしょうか」…公共性という言葉は、スマートニュースという会社の根幹に関わるものだけに、健さんも僕もめちゃくちゃ真剣。For the common good.は私たちのCore Valueの一つだ。そしてプレスリリースは、メディア向けはもちろん、社内に向けても、自分たちの活動の意味を感じる場所だと考えているので、なおさらである。

そして起案から29時間後の2月19日16時55分。Slackに、Shinnoさんからプロダクトローンチの報告がUPされた。“The JP-Covid19 Vaccination Progress Chart has developed in 29 hours from planning to release! I think this is very valuable. We are deeply grateful for your cooperation. (「ひと目で分かるコロナワクチン接種状況」が起案から29時間で開発されました!非常に価値のあることだと思います。皆さんのご協力に感謝します)” 。スマートニュースは日米でビジネスを展開しているが、プロダクトは一つ。だからプロダクト開発チームも日米ひとつで、コミュニケーションは英語ベースでやっている。僕も、時々英語が分からない時があるのだが、アメリカ人のメンバーが逆に日本語に訳してくれたりしてくれる。英語と日本語が飛び交う優しい空間なのである。

我々PRチームも追っかけで、プレスリリース完了を全社に知らせると「速!!!」「神!!!」と、プロダクトチームがめっちゃ盛り上がってくれた。何にもないところから、スピーディにキャッチボールしてプロダクトを作り上げるなんて初めての経験だったので、今回は一体感や熱狂感を半端なく感じた。そんなローンチで金曜日をしめて、週が明けて落ち着いたところで、プロダクトマネージャーのShinnoさん、肝心かなめのワクチン接種情報を扱ってくれたコンテンツチームのRyoさん、そしてPRの私で少し反省会っぽいものをした。

コロナワクチン接種状況が、グラフでひと目で分かる。まだ始まったばかり。常に改善中。

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