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MMMソリューション「m-Quad」、消費行動・普及分析も可能になるバージョンアップ

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博報堂DYメディアパートナーズは3月2日、「博報堂DY次世代メディアソリューションズ」のソリューション群の第3弾として、現場マーケターの意思決定を支援するマーケティングミックスモデリング(MMM)ソリューション「m-Quad」に新しい数理モデルを追加搭載し、BIツールとの連携も可能となるようにバージョンアップして、提供を開始する。

「博報堂DY次世代メディアソリューションズ」は、同社が提唱する広告メディアビジネスのデジタルトランスフォーメーションを果たす次世代型モデル「AaaS」を体現し、広告主の広告効果最適化を通して事業成長に貢献するソリューション群だ。

これまでの「m-Quad」は、従来のMMMソリューションサービスとは異なり、①「構造型モデリング」という手法を使うことで、複雑なマーケティング環境を構造化して把握することが可能、②「ベイズ推定」という統計手法を導入することにで、実際に購買の現実を理解しているセールス現場の感覚的な要素や判断も織り込みながら、より現実的なモデルを構築が可能、③「状態空間モデル」という手法を活用することで、継時的に変化するマーケティング効果指標の変遷の把握が可能、という3つ特徴を有し、複雑な現実のマーケット環境を数理モデル化し表現することができた。

今回のバージョンアップでは、これまでの主流である回帰系の分析方法に加え、NBDモデルやBASSモデルなどの、マーケティングサイエンスの知見を組み込んだ数理モデルにも対応。これらの数理モデルが利用できるようになったことで、生活者の確率的なブランド選好をもとにした日用品や飲料など消費財の消費行動分析や、広告プロモーションなどの外的動機とクチコミ・評判などの内的動機をもとにした耐久財の新商品普及分析も可能になる。

また、テレビ広告とデジタル広告の両方の出稿にともなう評価指標データをデイリーで管理することができる統合ダッシュボード「テレデジライブモニタリング」と連携することで、MMMの分析結果を高速に反映し、可視化。これまで分断していた総合的な広告効果とKPI予測などをより精度高く一元的に把握・管理することが可能になる。

「AaaS」の全体図