記者会見時、マスクは外す?外したマスクはどこに置く?

【前回コラム】「謝罪会見に『赤ネクタイ』はNG!森会長の『不適切』な装い」はこちら

パンデミックから1年。この間に完全にスタンダードとなったのがマスク着用だ。

従来から日本では、マスクを着用する人々が諸外国とは比較にならないほど多くいたが、「メディアに出る場でマスクは着けるべきか、外すべきか?」と言う議論がなされるようになったのはCOVID-19後のこと。最近ではTVキャスターのマスク着用についても議論があった。

では、ブランディングの観点からみて、記者会見など大勢の人に見られている場では、登壇者はマスクを外すべきなのか。また外したマスクはどのように扱うべきなのか。

そこで今回は、企業のトップなどが記者会見などで登壇する際の「マスク事情」について整理していく。発信したいメッセージが邪魔されず、見聞きする人に‟不快感”というノイズを与えないためにはどうすれば良いだろうか。

©123RF

登壇時のマスクの扱い、2つのポイント

ひとつ目のポイントは、スタンスをブラさないこと。社会的影響力のある人間として、着けるなら着ける、着けないなら着けないと、意思表示はすべき。パブリックの場に身を置く人間に必須なのは、特に目に見えてしまう行動を一貫させ、不要な疑問を煽るような発見を視聴者にさせないことだ。

筆者はこの1年間、日本で行われたすべての記者会見を見ているわけではないが、メディアに出てくる注目度の高い情報発信者のスタンスがブレまくっていることは一目瞭然だ。小池都知事も、マスクを着けたり外していたりだと言うではないか。

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日野江都子(企業ブランディング・プロデューサー/ 国際イメージコンサルタント)
日野江都子(企業ブランディング・プロデューサー/ 国際イメージコンサルタント)

東京生まれ、ニューヨーク在住。フリーランスを経て、2004年、ニューヨークでリアル コスモポリタンを設立。日欧米亜合わせ数千人のハイプロファイリング・クライアント(日系企業や外資企業日本法人の経営層、政治家、財界人、セレブリティーなど)の包括的なブランディングを手がけてきた。施策提案など総合的なコンサルティングを実施し、高い評価を得ている。主な著書『仕事力をアップする身だしなみ 40のルール』(日本経済新聞出版社) 、『Premium Image Management for Men』DVD監修(SONY PCL)、『NY流 魅せる外見のルール』(秀和システム) など。

日野江都子(企業ブランディング・プロデューサー/ 国際イメージコンサルタント)

東京生まれ、ニューヨーク在住。フリーランスを経て、2004年、ニューヨークでリアル コスモポリタンを設立。日欧米亜合わせ数千人のハイプロファイリング・クライアント(日系企業や外資企業日本法人の経営層、政治家、財界人、セレブリティーなど)の包括的なブランディングを手がけてきた。施策提案など総合的なコンサルティングを実施し、高い評価を得ている。主な著書『仕事力をアップする身だしなみ 40のルール』(日本経済新聞出版社) 、『Premium Image Management for Men』DVD監修(SONY PCL)、『NY流 魅せる外見のルール』(秀和システム) など。

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