コラム
NYから解説!日本企業のグローバルブランディング
近年、欧米だけでなくアジア・アフリカなど日本企業の海外展開は増加の一途をたどっています。それに伴い広報部門でも、海外向けにプレスリリースを出したり、多国語で表記したオウンドメディアを用意したりする企業が増えています。本連載では、世界経済そしてトレンドの中心であるNYを拠点に、日本人としての目線と海外目線の両方から、日本の企業の海外展開事例を分析。ブランディングにおいて勘違いしていること・見落としがちなこと、それを体現するトップ・エグゼクティブのプレゼンスに不可欠なこと、などについて解説していきます。どうぞお付き合いください。
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第45回“時間を惜しまない”という贅沢 ラグジュアリーブランドはなぜ今、紙の本に手を伸ばすのか
タイムパフォーマンスを「タイパ」と略す。その数文字さえ惜しむほど、私たちは時間を切り詰めることに慣れてしまったのだろうか。 -
第44回アメリカ進出40年余 ヨックモックがNYで問うた「私たちを知っていますか」【後編】
前編では、アメリカでヨックモックが、長年にわたり、高級百貨店の売り場を獲得していること、そして、アメリカでヨックモックを受け取った人が「どんなブランドなのだろう」と検索したとき、その関心を受け止める公式な場所を持っていない現状について書いた。 -
第43回アメリカ進出40年余 ヨックモックがNYで問うた「私たちを知っていますか」【前編】
筆者はヨックモックが好きだ。 学生としてニューヨークで暮らしていた頃から最近に至るまで、アメリカ人へのギフトに何度もヨックモックを選んできた。日本からのお土産はもちろん、誕生日やお礼、誰かの家を訪ねるとき、職場の人たちに分け合ってほしいとき。日本のブランドでありながら、長い説明を添えなくても楽しんでもらえる。日常のお菓子よりも特別で、それでいて相手に負担を感じさせるほど大げさではない。この絶妙な距離感が、アメリカでギフトを選ぶときにとても頼りになる。 -
第42回カルビーのポテチが白黒になる日 「顔」を変えてでも届け続けるという選択
2026年5月12日、カルビーが、ポテトチップスをはじめとする主力14商品のパッケージを、グレースケールでの2色刷りに変更すると発表した。つまり事実上の白黒化だ。そして、従来はパッケージ上に存在していたポテトチップスも、キャラクターであるポテト坊やも不在に。印刷の可能な限りの簡素化が実施される。 -
第41回NYでJ-beauty浸透の兆し、日常の棚に並び始めた日本のドラコス
「ブランドの価値は、どこで売られるかで決まる」そう言われることがある。ならば、「店舗の日常の棚」に置かれることの意味を、日本企業はどう読むべきか。ハイエンドでも免税店でもなく、ニューヨーカーが毎日の暮らしの中でふらっと立ち寄る場所に、日本のドラッグストアコスメが並び始めている。これは偶然ではないし、格下げでもない。むしろ、注目すべき変化の入り口だと思っている。 -
第40回9年経っても心に残る。ヒースロー空港が示した広告コミュニケーションの本質
「何年経っても心に響く広告」と聞いて、あなたは何を思い浮かべるだろうか。 筆者にとってのその一つが、英国ヒースロー空港が制作したクリスマス広告シリーズだ。2016年の初作から9年が経過した今も、この季節になるとSNS上で誰かがシェアし、多くの人々の心を揺さぶり続けている。 -
第39回ピックルボールが変える、都市のライフスタイル&マーケティング新常識【後編】
前編では、ピックルボールが体現する「体験の複合化」と「空間価値の再定義」について考察した。後編では、このムーブメントがビジネス戦略にもたらす具体的な示唆と、日本市場への応用可能性を考えてみる。 -
第38回ピックルボールが変える、都市のライフスタイル&マーケティング新常識【前編】
ニューヨークの街角で、いま注目すべき現象が起きている。それは新興スポーツ「ピックルボール」を軸にした、都市型ライフスタイルの大きな変化だ。 -
第37回素朴さが新たな贅沢に——ニューヨークで注目される日本のプリン文化
日本の食文化が、ニューヨークに更なる新たな波を起こしている。寿司やラーメン、日本酒に続き、現在注目を集めそうなのが、意外にも「プリン」だ。有力紙『The New York Times』が「次に来る日本発のブーム」として取り上げたことで、この素朴な卵のデザートが都市の食文化に静かに浸透し始めている。 -
第36回英国発ブランドSunrayの構造設計に学ぶ──伝統技術と共創するストーリーブランディングの力(後編)
ブランド名やロゴを押し出さず、職人の技術と信頼を語る──「Sunray」は、“語りの設計”によってブランド価値を築いている、英国コーンウォール発・グローバル共創型ブランディングの好例だ。
東京生まれ、ニューヨーク在住。フリーランスを経て、2004年、ニューヨークでリアル コスモポリタンを設立。日欧米亜合わせ数千人のハイプロファイリング・クライアント(日系企業や外資企業日本法人の経営層、政治家、財界人、セレブリティーなど)の包括的なブランディングを手がけてきた。施策提案など総合的なコンサルティングを実施し、高い評価を得ている。主な著書『仕事力をアップする身だしなみ 40のルール』(日本経済新聞出版社) 、『Premium Image Management for Men』DVD監修(SONY PCL)、『NY流 魅せる外見のルール』(秀和システム) など。
東京生まれ、ニューヨーク在住。フリーランスを経て、2004年、ニューヨークでリアル コスモポリタンを設立。日欧米亜合わせ数千人のハイプロファイリング・クライアント(日系企業や外資企業日本法人の経営層、政治家、財界人、セレブリティーなど)の包括的なブランディングを手がけてきた。施策提案など総合的なコンサルティングを実施し、高い評価を得ている。主な著書『仕事力をアップする身だしなみ 40のルール』(日本経済新聞出版社) 、『Premium Image Management for Men』DVD監修(SONY PCL)、『NY流 魅せる外見のルール』(秀和システム) など。