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プロント、ロゴなどVI刷新 夜はレトロな印象の「キッサカバ」

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プロントコーポレーションは3月31日、主要業態の「PRONTO(プロント)」のロゴマークなどのビジュアル・アイデンティティ(VI)を刷新すると発表した。新たなVIを使用する第一号店「PRONTO 銀座コリドー店」は4月10日にリニューアルオープンする。新VIを手がけたのは、FIRSTORDERの岡田考功氏。

ロゴは従来のローマン体から、ほぼゴシック体のような見た目に。ただしセリフ(うろこ)は残し、昼間はカフェ、夜間は酒類を提供する「二面性」業態における「パイオニアとしての〈風格〉を込めた」(プロントコーポレーション 広報)。また、ブランドカラーでも「二面性」を白と黒の組み合わせで表現し、さらにカフェの気軽さや、酒場としての活気を象徴する黄色をサブカラーとした。

「PRONTO 銀座コリドー店」の夜間業態を新たに「キッサカバ(喫茶酒場)」と位置づけ。利用動機が異なる昼と夜の業態を、従来以上に明確に分けた。「キッサカバ」は、「酒場でありながら、喫茶店のような懐かしさやワクワク感のある空間やおつまみ、お酒を提供する業態として新たに開発」(同)。2020年からトレンドの、レトロな雰囲気で人気を集める「ネオ酒場」の要素も取り入れた。

2021年3月時点で、プロントコーポレーションチェーンの店舗数は321店舗、「PRONTO」業態は220店舗。カフェタイムは4月1日から、全国の「PRONTO」に新たなVIを採用し、看板や備品は順次切り替えていく予定。

夜は新業態の「キッサカバ」に。昭和を思わせるデザインの暖簾(のれん)もかける。

シンボルマークの月と太陽は2001年から採用。20年ぶりとなったVIの改定で、それまで重なっていた月と太陽のシルエットを離し、カフェと酒場という2つの業態を持つ独自性を強調している。