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NEC、所属チームの収益化へ 内向きの企業スポーツから脱皮

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NECは7月19日、企業スポーツチームの自立運営と収益化を目的に「スポーツビジネス推進本部」を6月1日付で設置したと発表した。8月にはファンクラブを刷新し、グッズの充実や販売強化を図る。試合ごとの企画チケットも販売する。スポーツビジネス推進本部本部長には梶原健氏が就いた。梶原氏はプロバスケットボールリーグ「千葉ジェッツふなばし」創設者で、Jリーグ「アビスパ福岡」の社長代行も務めた。

福利厚生や社内の士気高揚といった性格が強かった企業スポーツから、稼ぐ力の強化へと舵を切る。「NECグリーンロケッツ東葛」が参画するラグビーリーグが2022年1月に刷新、チケットやグッズ収入を得られるようになるのを機に、興行収益の最大化を図る。女子バレーボールチーム「NECレッドロケッツ」が所属するVリーグは、2018年の開幕から自主興行制が敷かれている。

技術面のサポートも増強する。顔認証技術を用いた入退場や、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)といったテクノロジーを観戦に生かす考え。チームとファンらが交流するサービスも構築する。選手らもAI(人工知能)技術によるコンディションチェックや映像を用いたパフォーマンス分析で支援する。

「NECグリーンロケッツ東葛」は、連携協定を結んだ千葉県の我孫子市など4市のほか、今後連携協定を締結予定の同・鎌ケ谷市、流山市でもイベントなどを通じて地域との連携を深める。「NECレッドロケッツ」は神奈川県川崎市と、ホームゲームを開催する東京都大田区が対象。両チーム専属のチアリーダーチームも立ち上げる。

ラグビーの「NECグリーンロケッツ東葛」、女子バレーボールの「NECレッドロケッツ」のエンブレムやチーム理念、スローガンなどもリニューアルした