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コラム

「つなぐ課」でつないだもの

異色の「つながり」が生んだ、神戸の老舗ベーカリー発「AI特製カレーパン」って?

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「データ」×「ファッション」→フラグメントケース

その動きは翌年の「078KOBE」での展開にもつながります。次は「データ」と「ファッション」を組み合わせる企画として、神戸レザーを使ったフラグメントケース(超小型財布)を開発しました。

開発したフラグメントケース。

革製品関連の検索では「財布」の検索が多くニーズが高いことや、近年キャッシュレスの浸透などの影響で財布の中でも特に「小型財布」の検索が増え、トレンドになってきているというデータなどをもとにしたものです。色や価格帯、ターゲット層などもそれぞれデータに忠実に設定していきました。

「フラグメントケース」の機能や形状、利用シーンなどの検索傾向は「(ミニ」財布」と近いことが分かりました。また「(ミニ)財布」は「カードケース」と検索傾向が近いことから、両方のニーズを兼ね備えた商品開発にたどり着きました。

色もデータをもとに決定。ヤフーのデータからの連想カラー、世の中のカラートレンド、そして神戸市のイメージカラーの3つの視点から、この5色が導き出されました。

そのデータをもとに、神戸元町のレザーブランド「Kiichi」と実際に商品を開発。できたフラグメントケースは、「Kiichi」店頭のほか、「ZOZOTOWN」でも販売され、神戸市のふるさと納税返礼品にも採用されました。

次ページ 「異色のコラボをどう生み出すか?」へ続く