電通は7月26日、電子書籍取次大手メディアドゥのグループ会社で、日本のアニメやマンガのレビューやデータベースを収集、公開するWebサイト「MyAnimeList」へ出資し、業務提携すると発表した。出資額は、トレーディングカードゲーム販売や新日本プロレスリングを運営するブシロードなど数社との合計で4億4800万円。
電通は、「MyAnimeList」に投稿された日本のアニメやマンガの評価やコメントなどを分析し、日本企業がコンテンツを世界展開する際のコンサルティングなどに生かす考え。
ことし4月時点で「MyAnimeList」の月間利用者数は1800万人、月間ページビュー数は2億7000万人に上る。英語圏の20歳代〜30歳代を中心に、240の国と地域からアクセスされている。日本のアニメやマンガについての口コミや評価などの投稿数は25万件。調達した資金はユーザーインターフェースの整備や多言語対応などに活用する。
日本のアニメやマンガは近年、出版から間もなく翻訳、配信するデジタルサービスが登場し、海外ファンを広げている。
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