コラム

サステナブルな関係をつくる「コミュニティ的」オウンドメディア

コンテンツづくりに必要な転校生の視点

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【前回コラム】「“小さく”始まり“長く”続く、noteという場」はこちら

メディア運営者に必要な3つの視点

前回は、キリンがオウンドメディアを始めるにあたり、noteという場を選択した理由を説明しました。
今回は、メディア運営における必要な3つの視点について解説していきます。

私たちが運営しているようなオウンドメディアは、直接マネタイズを行わない場合がほとんどです。なのでつづくメディアの理想像とは、有り体に言えば「社会と社内双方から求められ続けるメディア」ということになるかと思います。

とかくコンテンツマーケティングの文脈においては、どうやって「多くの人の目に留めるか」の議論に終始しがちですが、それはとても大事な側面である一方、社内から「私たちの取り組み・ブランドを出してほしい」と声が届きつづけるメディアであることも同じかそれ以上に大事な観点だと思っています。

では、理想的なオウンドメディアに必要なコンテンツを考える上でどんな視点を持つべきか。必要な視点は以下の3つです。

①企業主語
②読者視点
③世界観

■コンテンツづくりの「型」

よく語られるのは①と②です。①の企業主語というのは、まさに企業が伝えたいと思っていることです。キリンのnoteで言えば、従業員の思いや、造り手のこだわり、CSV活動の現在地、といったところになります。
そういった声を聞きとる上で必要なことは、「転校生」的な視座で純粋に「面白がる」ことです。またその視点はフラットに世の中の興味との接点を見出す上でも役に立ちます。それが②の読者視点です。

②の読者視点というのは、読者が知りたいことと企業が伝えたいことの接点を探ることです。では読者が知りたいコンテンツとは何か?ですが、そこだけを考えると途方に暮れそうです。もう少し具体的にすると、「読んで誰かにシェアしたいコンテンツ」はどんなコンテンツか?ということを考えるといいと思います。

ひとつにはシンプルに「役に立つ」というのがあるでしょう。他にも「なんとなく不安に思っていること」「不満に思っていること」に対する解決の方法、なんていうのもありそうです。解決までいかなくても、「そういう考え方は賛同したい」というのもあるでしょう。

noteであれば、人気のコンテンツを一つひとつ読むことができますから、なぜ読まれているのか、それは読者のどんな感情を刺激しているのか?について考えていくと「必要とされるコンテンツ」の糸口が見えてきます。

次ページ 「オウンドメディアを唯一の存在にする「世界観」」へ続く

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