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日立、広告制作も脱炭素 COP26開催に向けPR

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日立製作所はこのほど、炭素排出量ゼロのエネルギーで制作したWeb動画「World’s First Zero Carbon Powered Film – Hitachi」の配信を始めた。今月末から英グラスゴーで開催される国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)に向けたPR施策で、日立はCOP26に協賛している。

 

自転車をこいで得た電気でプロジェクターを投影。日立が開発した、蓄電池鉄道車両が走り抜ける映像が映し出される。撮影現場では太陽電池を活用、編集でも再生可能エネルギーを用いたという。制作はロンドンなどに世界9都市に拠点を置くMamapöol、演出はイヴァン・バード氏。メディアバイイングはユニバーサルマッキャンで、10月15日からWeb上で動画を公開したほか、グラスゴーの映画館でも上映する。

ナレーションは、映画『1917』の監督を努めたサム・メンデス氏。同氏は『1917』が英国初のカーボンニュートラルで制作された作品であることにふれ、「ゼロ・カーボンを目的としたプロジェクトは、かねてから支援したいと思っていた。今回の動画は、地球の環境をよりグリーンにすることについて、政府だけでなく、産業や個人一人ひとりに果たすべき役割があることを強調し、炭素排出量を減らせる手段の例を示している」とコメントした。

英国映画協会と英国映画テレビ芸術アカデミーの調べでは、ハリウッド映画に代表される大作映画1本につき、二酸化炭素換算で2840トンの温室効果ガスを排出するという。