『こち亀』201巻発売記念で、「両さん」ゆかりの地を描いたポスターで亀有駅をジャック

秋本治さん作の漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(以下、『こち亀』)」の201巻が、10月4日に発売された。その発売に合わせ、漫画の舞台となっている東京・JR亀有駅で、10月10日まで『こち亀』のポスタージャックが行われた。

亀有駅の改札内連絡通路・ホーム連結階段壁面に掲出されたポスターは、全部で9種類。そのビジュアルは、亀有駅近くにある主人公・両さんの銅像、浅草雷門や花やしきなど、『こち亀』ゆかりの地の写真に劇中のコマを重ねたデザインになっている。5年ぶりとなる『こち亀』の新刊の発売にあってのキャッチフレーズは、「ただいま!」。

JR亀有駅で展開されたポスター。

「中川:先輩。201巻の発売にあたって何をやりましょう。

両津:5年ぶりに帰ってくるとなったら「ただいま!」って言うべきだ。
だが、普通にそれをやってもしょうがない。
そこで!わしらが実際に亀有界隈を巡る!

麗子:どうやって?

両津:こち亀といったらわしらが下町にいる扉絵だ。あの絵を景色に合成すればいいんだ。

中川:なるほど。そんなうまくいきますかね?

両津:大丈夫だ。部長の写真を消しちゃった時もどうにか再現したろ。(100巻参照)

麗子:200巻もあるから大変だけど探しましょう。

両津:それともうひとつ。200巻もあることを逆手にとって、201巻までのあらすじを作る!

中川:ええ!すごい量ですよ。あらすじになりますか?

両津:そこはコピーライターがうまくやるだろ。

………という妄想をしながら、ほんとに両さんが現実世界に帰ってきたかのような表現を目指して、写真とコマを重ね合わせる広告を制作しました。実際のコマとあう景色を探し、ピッタリ合わせるのは苦戦しましたが、こち亀ゆかりの地をまわるロケは、ほんとうに両さんの姿を追いかけるようで興奮しました」と、アートディレクター 相楽賢太郎さん(妄想文 :クリエイティブディレクター 尾上永晃さん)。

ポスターで使った写真は中判フィルムを使い、『こち亀』の絵にあるように郷愁を感じさせる画作りを目指して撮影。また、ポスターに入っているセリフは、漫画の中で両さんが話していたセリフから抜き出している。セリフは”絵と合っていることはもちろん、”今の世の中に届けたい言葉か”というところを大事に、時間をかけて選定したという。

同時に、漫画でよく使われる”前回までのあらすじ”という慣用句を活用し、1~200巻分の”前回までのあらすじ”を作成。「200巻分やったら、こち亀にしか作れない”前回までのあらすじ”になる」。そう考え、発売前日に「少年ジャンプ」公式Twitterで、6~7巻分ずつ”前回までのあらすじ”をツリー形式でツイートした。

その後、「長いと言われたので一枚にしました。」と、”前回までのあらすじ”を1枚にまとめたグラフィックをツイートしている。

Twitterでツイートした200巻分の前回までのあらすじをまとめたグラフィック。

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』201巻には、連載40周年と200巻刊行を記念して行われた展覧会「こち亀展」でしか見ることができなかった「想い出の巻」、ジャンプリミックス版「平成こち亀」シリーズに収められた描き下ろし作品などを収録。こうした施策も話題を集め、発売後、コミックスの売れ行きは好調だ。

 

 

 

 

スタッフリスト

企画制作
電通+Polarno
CD
尾上永晃
AD
相楽賢太郎
C
上田浩和、東成樹
D
清水艦期、千葉陸矢、小森香乃
撮影
吉江淳
CPr
上間集
Pr
池田了
PM
永井聖香、滝沢ゆり
Crd
近内陽佑、川瀬美由
レタッチ
津金卓也
BPr
粟野卓、吉川隆洋、田中美穂

ECD:エグゼクティブクリエイティブディレクター/CD:クリエイティブディレクター/AD:アートディレクター/企画:プランナー/C:コピーライター/STPL:ストラテジックプランナー/D:デザイナー/I:イラストレーター/CPr:クリエイティブプロデューサー/Pr:プロデューサー/PM:プロダクションマネージャー/演出:ディレクター/TD:テクニカルディレクター/PGR:プログラマー/FE:フロントエンドエンジニア/SE:音響効果/ST:スタイリスト/HM:ヘアメイク/CRD:コーディネーター/CAS:キャスティング/AE:アカウントエグゼクティブ(営業)/NA:ナレーター

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