メール受信設定のご確認をお願いいたします。

AdverTimes.からのメールを受信できていない場合は、
下記から受信設定の確認方法をご覧いただけます。

×

「オリジナリティ」より「再現性」 SHIBUYA109 lab.トレンド大賞2021発表

share

SHIBUYA109エンタテイメントが運営する若者マーケティング研究機関「SHIBUYA109 lab.(シブヤイチマルキューラボ)」は、11月9日、around20(15〜24歳)と定義する545人の女性を対象に調査した「トレンド大賞2021」を発表した。

4回目を迎える今年は、昨年に続く「ヒト部門」「アーティスト部門」「コスメ・スキンケア部門」「ファッション部門」「カフェ・グルメ部門」の5部門に加え、「コンテンツ部門」「体験部門」「ヲタ活部門」の3部門を新規で設定。計8部門で大賞が発表された。なお、ノミネート一覧は、13 名の高校生・大学生が選定に関わっている。

【関連記事】お笑い第7世代がランクイン around20が選ぶ、2020年のトレンド大賞

ヒト部門:動画を配信するインフルエンサーが人気

動画コンテンツへの注目がさらに高まったことから、動画を発信しているインフルエンサーが人気となった。親近感のある身近な存在がZ世代の心を掴む傾向にあるなかで、今年は“みんながマネできるフォーマット”を生み出している人たちがランクインしているのが特徴。「さぁせぇん(中町綾)」、「おはようでやんす(とうあ)」など、動画内で使われた言葉がトレンドとなった。

アーティスト部門:共通点は、日常のニュアンスを彩る楽曲

ノミネート一覧には邦楽・アイドル・K-POPなど幅広いアーティストが挙げられたなか、TikTokなどのSNSで投稿される動画の挿入歌として多く使用されたアーティストが多数ランクイン。共通点はZ世代の日常の中にあるニュアンスを彩る楽曲であり、SNSを通じて気分の共有をする際に活用されているという。

コンテンツ部門:観ていなくても楽しめる仕掛けで波及

アニメ・実写映画が放映された第1位「東京卍リベンジャーズ」の「ひよってる奴いる?いねぇよなぁ!!?」や、第3位「呪術廻戦」の「おつかれサマンサ」など、作中のセリフがTikTokなどでトレンドに。コンテンツ自体の人気だけではなく、セリフや劇中挿入歌などが切り取られ、コンテンツを詳しく知らない人たちにも楽しまれていたことが共通点としてあげられる。

コスメ・スキンケア部門:マスクメイクに対応

昨年から継続して自分磨きへの意識が高まり、時間とお金をかけるZ世代が増加していることから、スキンケアなどを中心としたケア美容への関心が高いことが特徴。マスクをする生活が日常となったことで、人の目に触れる場所であるアイメイクやヘアケア等に使うアイテムが多くランクインした。

ファッション部門:ひとクセ追加した差別化コーデを楽しむ

外出の頻度が減り、1回のお出掛けのおしゃれに対する気合が入った2021年。カラーパンツやたすき掛けコーデなど、シンプルなコーデの中に目を引くポイントを作るファッションを楽しむZ世代が多くみられた。

カフェ・グルメ部門:ハイカロリーを楽しむ“背徳感”

コロナ禍で外食が減ったこともあり、自宅で楽しめる食が多く挙げられた。昨年に引き続き、ボリューミーな見た目やハイカロリーな食が注目を集めている。グミや飲料など、コンビニなどで購入できて気軽に楽しめる“エンタメ食”も人気。

体験部門:少人数で楽しむ、世界観が明確な体験を重視

遠方への旅行などが難しい中で、気心の知れた友達と少人数で楽しむ体験が人気となった。また、空間の世界観やコンセプトが明確な体験が重視されており、中でもレトロな雰囲気を楽しめる体験がトレンドであることも特徴だという。

ヲタ活部門:創作が流行!コミュニケーションのきっかけに

引き続き推しと直接会う機会が少ないなか、手作りで楽しむ「創作ヲタ活」が主流に。推しとの繋がりを保つためだけでなく、SNSに投稿することでヲタ友とのコミュニケーションのきっかけづくりにもなっている。アクリルスタンドなどのグッズを持参して写真を撮る、カフェ巡りも楽しまれた。