オーガニックコスメブランド「THE PUBLIC ORGANIC」を展開するカラーズは11 月4 日、新ブランド「THOUSAND COLOURS」を発売した。精油と合成香料を用いた「メタモルフォーゼ」、100%合成香料の「エクスペリエンス」、100%精油の「アクティベート」の全3 シリーズから、オードパルファン13 種、ディフューザー8 種を展開している。
カラーズの商品企画部 部長 奈良実さんは、ブランドの発足背景をこう話す。「企画を始めたのは約2 年前。コロナ禍で人々が求めているものを考えた結果、シンプルに“希望”に行き着きました。多種多様な希望を用意した結果、発足時から計17種の香りのラインアップに。これはミニマムと考えています」。
ボトルに記されたアルファベットはシリーズ名を、数字は希望についてのインスピレーションを受けた年号を示す。たとえば「M2021 YOU ARE MY HOPE」という名の薄いピンクのボトルの香水は、2021年の今の状況を元に、「未来の希望」がテーマとなっている。ブランド名には「1000 年先の未来へつながる希望」という意を込めた。
昨年20 周年を迎えたカラーズは「COLOURS NEXT20」と題し、現代人のストレスや地球環境にアプローチする、具体的なアクションの実施を宣言している。本ブランドもその流れの中で生まれた。
「COLOURS NEXT20」の構想にも携わり、「THOUSAND COLOURS」のアートディレクションを担ったのは米津智之さん。一貫して「新しいものをつくり出さず、既存のもので新しい表現を生む」(米津さん)ことを重視した。
「製造業としてものを生み出す責任がある中で、そもそも新しいものをつくる必要があるのか、代表の橋本宗樹さんたちと何度も協議しました。その中で、香水瓶は実は古い既製の型がたくさん眠っているという話があって。それをリデザインして用いることにしました」。
ボトルはリサイクルガラスを30%以上使用し、既存の型を使用。緩衝材は新聞紙と同じ紙に報道写真をプリントして使用しており、化粧箱も段ボール素材を用いた。
発売後間もないが、今後は「フレグランスに限らず、ブランドのフィロソフィーにあった物事を展開していきたい」(奈良さん)と、より幅広い展開を見据えている。
スタッフリスト
- 企画制作
- 橋本宗樹、奈良実
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- 米津智之
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