小学館100周年ロゴを東京藝大で公募、出版物や新年の新聞広告に広く展開

小学館は2022年8月、創業100周年を迎える。これを記念し、2021年11月に100周年ロゴを発表。2022年1月にはロゴをメインに据えた正月の新聞広告を朝日・読売・毎日・日経に出稿し、特設サイトもオープンした。この先2023年8月にかけての100周年イヤーでは、雑誌の表紙や書籍の帯、映画やイベントなど小学館が発信するあらゆるコンテンツにこのロゴがお目見えする。

 
ロゴを制作したのは、東京藝術大学大学院美術研究科1年の武田栞奈さん。小学館が藝大にあるギャラリーショップを共同運営している縁から学内公募を実施し、88本の応募の中から公正な審査により選ばれた。

「『00』の部分は本に見立て、100周年であることと、小学館らしさが一目で伝わるロゴマークを目指しました。本の部分は『00』に見えるギリギリのラインを探し、上部を角のない弧状にすることで、0との関係性を高めています。多くの人に愛される小学館のイメージに近づけるため、シンプルで親しみやすいフォルムに仕上げ、めでたい赤色で表現しました」(武田さん)。

2022年1月1日、朝日・読売・毎日・日経に出稿した新聞広告。

 
審査にあたったのは小学館の役員のほか、藝大で教鞭をとる日比野克彦氏、松下計氏、色部義昭氏、関本明子氏といった名だたるクリエイターたち。小学館 マーケティング局 ゼネラルマネージャー 辻泰弘氏によれば、武田さんの案が採用された決め手は明るいイメージと展開力ではないか、とのこと。「100周年の記念出版企画や映画・イベントなどが多数控えているので、あらゆる場面で使用しやすいシンプルさも重要でした」(辻氏)。

100周年の特設サイトでは「ゼロから考えよう。」というタグラインを据えたが、これは1964年に制作された小学館の社歌『0(ゼロ)のマーチ』(作詞:谷川俊太郎、作曲:いずみたく)にも由来する。現在も節目ごとに歌われ社員に親しまれているように、「0」は小学館のものづくりの根底にあるものだ。
 


 

「100周年でも常に原点を大事にしようという思いがあります。これから社会に羽ばたく、ゼロベースの状態にある学生の方のロゴデザインを採用できたというのも非常に意義深いことだと感じています」(辻氏)。

スタッフリストは以下のとおり。
 

スタッフリスト

共通
企画制作
電通
CD
安達翼
企画+C
有元沙矢香、水本晋平
AD
大来優
D(100周年ロゴ)
武田栞奈
CPr
上間集

 

新聞
制作
たきコーポレーション ワークアップたき
D
姉帯寛明
製版+印刷
早瀬瑞記

 

デジタル
企画制作
Dentsu Craft Tokyo
D+FE
鎌田貴史
エンジニア
黒川瑛紀
Webディレクター
大関千恵、馬庭達也
Pr
藤岡将史、羽角和弘
撮影
秦和真
取材ライター
宇治田エリ

ECD:エグゼクティブクリエイティブディレクター/CD:クリエイティブディレクター/AD:アートディレクター/企画:プランナー/C:コピーライター/STPL:ストラテジックプランナー/D:デザイナー/I:イラストレーター/CPr:クリエイティブプロデューサー/Pr:プロデューサー/PM:プロダクションマネージャー/演出:ディレクター/TD:テクニカルディレクター/PGR:プログラマー/FE:フロントエンドエンジニア/SE:音響効果/ST:スタイリスト/HM:ヘアメイク/CRD:コーディネーター/CAS:キャスティング/AE:アカウントエグゼクティブ(営業)/NA:ナレーター

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