セールスフォース・ドットコムは1月12日から、二階堂ふみを新たに起用したテレビCM「次の世界へ。つながる」篇の放映を開始した。同社では日本の俳優のCMキャラクター起用は初となる。長台詞が印象的なCMで、脚本にはお笑いタレントで放送作家の岩崎う大（かもめんたる）が参加した。

 
同社では2020年11月から「次の世界へ。」をテーマとしたシリーズ広告を展開しており、今回で3作目。全方位視点で顧客との接点やつながりを可視化するソリューション「Salesforce Customer 360」（Customer 360）を訴求する内容だ。

二階堂さんは経営者役を演じており、颯爽と歩きながら次々と台詞を畳みかける。「セールスフォースさん、何のご用でしょう？本当につながってる？って面白いこと聞きますね。心配御無用、わが社はつながりまくっております」「DXを進めてきたので社員同士もつながってるし、クラウドでお客さまともつながらせていただいております」などと語ったのち、「本当に、つながってる？」と問いかける。

電通のクリエイティブディレクター 郡司音氏によると、今回のテーマは「つながり」だ。「ビジネスにおいて多くの会社がDXを進めて“つながっている”と信じているものの、実は“不完全”であったり、“つながり”よりも“からまり”を生み出していたり……。そのような状況を踏まえて『本当に、つながってる？』という世界への問いかけをキーフレーズに、『Customer 360』というソリューションを紹介しています」（郡司氏）。

一人芝居のように、長台詞のワンカット撮影を繰り返し編集した。「脚本に岩崎う大さんが参加していて、ただのCMとは一味違う、台詞の面白さが生まれました」（郡司氏）。

日経新聞（1月13日、同19日）にも出稿した。

 
テレビCMのスタッフリストは以下のとおり。