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JAGDA新人賞2022は、竹田美織、前原翔一、佐々木 拓に決定

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優秀な若手デザイナーをクローズアップし、 次代を担う人材を育成するため、日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)が 1983年に創設したJAGDA新人賞。毎年『Graphic Design in Japan』出品者の中から、 今後の活躍が期待される39歳以下(10月末日現在)の有望なグラフィックデザイナーに授与される。本年度は、竹田美織(フリーランス)、前原翔一(フリーランス)、佐々木 拓(コクヨ)の3人が選ばれた。

本審査では、新人賞の資格(2021年10月31日現在39歳以下)を有する年鑑出品者137名のうち、3作品以上入選(複合カテゴリーを含む場合は2作品以上入選)の40名を一次投票の対象とした。

選考委員29名がひとり7票までの用紙記入方式で一次投票。8票以上得票の石黒篤史、岡崎真理子、柏木美月、加藤圭織、香取有美、近藤洋一、佐々木拓、城崎哲郎、竹田美織、前原翔一、矢後直規の11名をノミネートとした。

さらに選考委員が用紙記入方式で3票を投票。JAGDAの規定が確認された上で、得票上位3名の中の、他団体の賞を別の会員と連名で受賞した作品を持つ新人賞対象者について様々な意見が交わされ、討議の末、ノミネート11名全員を対象に再度投票を行った。その結果、上位3名は竹田(39ポイント/19票)、前原(27ポイント/13票)、佐々木(24ポイント/13票)と、再投票前と変わらない結果となり、その3名を最終的に「JAGDA新人賞2022」と決定した。

JAGDA新人賞展2022は、5月31日~7月2日に東京・クリエイションギャラリーG8で開催後、国内巡回が検討されている。
 

JAGDA新人賞2022

竹田美織(「IENA」ラッピングツールを含む5作品で受賞)

ファッションブランドのラッピングツール「IENA」(ベイクルーズ)

化粧品ブランドのポスター「BAUM 2021」(資生堂)

ギャラリーの企画展出品作品「CHAMBER MUSIC FOR GREENERY」(OFSギャラリー)

竹田 美織

1986年神奈川県横浜市生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業、2011年より資生堂クリエイティブ本部に所属。2021年独立。ビューティー系ブランドをはじめ、ファッションやジュエリーブランドのアートディレクション等を手掛ける。

 
 

前原翔一(「季刊誌やまびこ」ポスターを含む9作品で受賞)

屋外作業機械メーカーの社内報のポスター「季刊誌やまびこ」(やまびこ)

シルクウエアブランドのパッケージ「Nu」(アトリエ ワイ)

花いけワークショップのポスター「花あそ部」(花いけジャパンプロジェクト)

前原 翔一

1982年東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。電通テック、ドラフトを経て、2019年に独立し現在に至る。

 
 

佐々木拓(文具メーカーのグッズ「KOKUYO MICROSCOPES」を含む12作品で受賞)

文具メーカーのグッズ「KOKUYO MICROSCOPES」(コクヨ)

文具メーカーのツール・グッズ「EX-」(コクヨ)

佐々木 拓

1985年東京生まれ。2008年多摩美術大学プロダクトデザイン専攻卒業、同年コクヨ入社。商品ブランドの企画・デザイン、空間サイン計画、コーポレートブランディングなど、平面と立体を横断しながらデザインの仕事に取り組む。主な受賞に東京ADC賞、GOOD DESIGN AWARD金賞/BEST100、RED DOT DESIGN AWARD、KOKUYO DESIGN AWARDなど。