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グランプリはF&Sクリエイションズ「聴く路線図」と電通クリエーティブX「ありえない、と笑いますか。」―Metro Ad Creative Award 2021

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東京メトロの交通メディアを活用し、新たな価値を創出する表現や、アイデアを顕彰するアワード「Metro Ad Creative Award 2021」の各賞が3月25日発表された。プランニング部門のグランプリにはF&Sクリエイションズの「聴く路線図」が、デザイン部門では電通クリエーティブXの「ありえない、と笑いますか。」が輝いた。

Metro Ad Creative Awardは宣伝会議がメトロアドエージェンシーとともに、東京メトロの交通メディアを最大限に活用し、新たな価値を生み出すことにつながる表現やアイデアに出会い、そうした才能の発掘および育成を目的に開催をしているもので、今回5回目となる。

今回は過去最多の課題数となる8社10課題の提供の協力を得て、実在の企業の課題をテーマに「デザイン部門」と「プランニング部門」、「TikTok広告部門」の3部門でプロモーションアイデアを募集した。

「聴く路線図」はヤマハが出題した「楽器未経験者でもヤマハ銀座店に行ってみたくなるような広告」の課題に応募。東京メトロの路線図をモチーフに、ピアノやギターなどがアイコンになった各駅名のボタンを押すと駅の発車メロディーが様々なYAMAHA楽器の演奏で流れるという体験型の音楽コンテンツ装置を提案した。

ボタンを押すとピアノやギターなど、様々なヤマハの楽器で演奏された各駅の「発車メロディー」を聴くことができる。

審査員の木村 健太郎氏(左)と記念撮影をするF&Sクリエイションズのメンバー

「ありえない、と笑いますか。」は東京動物園協会の「都⽴動物園・⽔族園とその使命を未来に継承するデザイン」へ応募。「もしも生物の保護をしなかったら?」という観点で未来を想像し、緑色でトサカの生えたジャイアントパンダなど、絶滅してしまった動物たちが現在とはかけ離れた姿で復元される様子を想像し、表現した。

ジャイアントパンダやアジアゾウなどが現在の姿とはかけ離れて復元される未来を想像した作品(掲出イメージ)。

今年のアワードから、新設されたのがTikTok広告部門だ。デロンギ・ジャパンの「様々なコーヒーメニューを作ったり、楽しんでいる様子をTikTok上で紹介し、コーヒーメニューのバリエーションに触れてもらう」という課題に対し、カユウナン氏(武蔵野美術大学基礎デザイン大学院)らによる「コーヒーンピック大会」がTikTok広告賞を獲得した。

TikTok動画でさまざまな種類のコーヒーが競技に参加する様子をコミカルに表現した。

 
受賞作品の詳細は、月刊『販促会議』誌面などで詳報する。