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W-ENDLESSに措置命令 英FT紙の高成長企業番付で85位

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消費者庁は4月5日、ネット広告会社W-ENDLESS(ウェンドレス、大阪市西区)に、景品表示法違反(優良誤認)があったとして、措置命令を出した。自社運営のWebサイトで、食品「Dr.(ディーアールドット)味噌汁」に痩身効果があるかのような広告を実施、販売していた。

「Dr.味噌汁」のパッケージ。医師と共同開発したとうたっていた

対象メディアは、Webサイト「beauty award」。〈それは今までとは全く違う、“我慢しない”ボディメイク法で、『これだ!』と思って試してみることに。 辛い食事制限や運動ではダメだった僕も、 その方法を試してみると…〉の記載、細身で筋肉質な上半身の写真などと共に、〈『ステキですね』 『ジムでも通ったの?』といろんな人に言われましたが、違うんです!! ★無理な食事制限ナシ★ ★辛い運動ナシ★ それだけ? と思いますよね。それだけなんです!〉として、痩身効果があるかのように示していた。

消費者庁によると、「Dr.味噌汁」はW-ENDLESSが外部に製造委託していた商品で、同社が供給主体、表示主体だった。広告の裏付けとしてW-ENDLESSが提出した資料は、痩身効果の根拠として認められるものではなかったという。

「beauty award」に「公式サイト」として記された「マルテショップ」は、元々W-ENDLESSが運営していたネットショップ。21年9月30日付で木本屋(兵庫・伊丹)に運営を移管していた。「マルテショップ」は4月30日で閉鎖予定という。

W-ENDLESSはセプテーニ出身の菅原隆太郎氏が2014年に創業した企業。Yahoo!広告やLINE広告などを扱うネット広告事業のほか、カードローンや脱毛サロンのアフィリエイトWebサイトも運営している。フィナンシャル・タイムズ紙の「高成長企業ランキング(High Growth Companies)2020 アジア太平洋部門」では85位に入っていた。