コラム

澤本・権八のすぐに終わりますから。アドタイ出張所

二宮和也主演、新春SPドラマ『潜水艦カッペリーニ号の冒険』の“構想25年”は本当だった!(ゲスト:馬場康夫、宮司愛海)【前編】

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【前回コラム】同時に作詞・作曲…!? 天才アーティストが曲づくりにおいて大切にしていること(ゲスト:RADWIMPS・野田洋次郎)【後編】

今週のゲストは、映画やドラマなど数々のヒット作を世に送り続ける、ホイチョイ・プロダクションズ 馬場康夫さんと、フジテレビアナウンサー 宮司愛海さん。今回は、2022年新春SPドラマ『潜水艦カッペリーニ号の冒険』の制作秘話についてうかがいました。

今回の登場人物紹介
※本記事は2022年1月2日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。

左から、権八成裕(すぐおわパーソナリティ)、宮司愛海、馬場康夫、澤本嘉光(すぐおわパーソナリティ)、中村洋基(すぐおわレギュラーゲスト)。

「すぐおわ」もいよいよ400回突破!!

澤本:CMプランナーの澤本です。

権八 :CMプランナーの権八です。

中村:WEB野郎こと中村洋基です。

澤本:そして!僕らの放送が今日で……?

中村:なんと!400回目になります!!

権八 :すごいねぇ……。

中村:ご長寿番組!「終わる終わる詐欺」で、全然終わんなかったですね。

澤本:名前が良かったな、と思って。最初の2、3回で打ち切りになったら嫌だから、そんな場合でも言い訳できるように「すぐ終わりますから」って名前をつけたんだけど……。

権八 :でも、さすがですよ。400回ってことは何年続いたってこと?

澤本:年50回として、50×8=400……。

権八 :丸8年!!すごいな~。

澤本:すごいよね。

権八 :この先も頑張りましょう!今回のメインテーマは澤本さんですからね。

中村:そうなんですよ!これを今日は声を大にして言いたい。そのために、まずはじめにゲストをご紹介したいです。素敵なゲストにお越しいただいています。ホイチョイ・プロダクションズ主催、馬場康夫さんです!

馬場:よろしくおねがいしま〜す。

中村:そしてそして、フジテレビアナウンサーの宮司愛海(みやじ・まなみ)さんです!よろしくお願いします!

宮司:よろしくお願いいたします~!

戦時中の数奇な実話を、25年かけてドラマ化!

中村:今回は、1月3日夜9時からフジテレビ系列で放送(現在はFODで有料会員限定配信中)の新春スペシャルドラマ『潜水艦カッペリーニ号の冒険』特集でございます!以前もお伝えしましたが、脚本は我らが澤本さん!そして監督は、馬場康夫さんです。そして宮司アナは、ドラマの事前番組の進行を担当、ということで……。

澤本:あー、そういうことなんだ。

宮司:そうなんです。それがまさか、この場に呼んでいただけるとは……。今日はどういう立ち位置でお話したらいいんだろう、という不安もありつつ、ですね(笑)。

馬場:ドラマを観た人が、あなたしかいないからじゃないの?(笑)

宮司:じゃあ、純粋な感想をということですよね?(笑)

中村:そうです、そうです。早速、色々とおうかがいしていきたいんですが。まずは、毎回ゲストの方にお願いしている「20秒自己紹介」をお願いできればと思います。実は、ホイチョイの馬場さんは2015年にもきていただいているんですけど、その時はこのコーナーがまだなかったらしい……。

澤本:そうだっけ?

馬場:始まった当初にきたということですね!また呼んでいただけてうれしいです。

中村:この「すぐおわ」は、“広告の番組”という事で、ご自身の自己紹介をラジオCMの秒数の20秒に合わせてやってください、というものになります。さて、どちらからいきますかね?

権八 :まぁ、いまのフリだと馬場さんになっちゃうよね。

宮司:はい、先輩から(笑)

中村:では、準備はいいですか?では、どうぞ!

馬場:フジテレビ系で放送の『潜水艦カッペリーニ号の冒険』の監督をいたしました、馬場康夫と申します。主演が二宮和也くん、共演は有村架純さんです。広告業界上がりの男なので、ここに呼ばれていると思います。

宮司:おお~ぴったり!

権八 :あれ、馬場さんて広告業界上がりなんでしたっけ?

馬場:僕は日立製作所の宣伝部に10年勤めていたんです。『きまぐれコンセプト』(小学館)をつくった時は2股をかけていたんですが、『私をスキーに連れてって』(1987年)という映画の撮影で3カ月ほど会社を休ませてくれっって言ったら、「それはムリ」と言われたので辞めました(笑)。

宮司:へぇ~……。

澤本:広告の話を聞いても、めちゃめちゃ面白いよ。

宮司:大先輩でもあるわけですね、皆さんにとっても。

馬場:僕は、澤本さんと同じ師匠の同門の出なんですよ、広告業界では。

澤本:師匠って、誰か分かる?(杉山)恒太郎さん。

中村:へぇ~、そうなんだ!

宮司:馬場さん、番宣も20秒の中に込めて、さすがでしたね。プロフィールだけでなく。

中村:じゃあ、早速そんな感じで、宮司アナにも20秒自己紹介をお願いしたいな、と思います。では、どうぞ!

宮司:フジテレビアナウンサーの宮司愛海です。フジテレビに入社して2022年で8年目になります。福岡県の出身です。現在は土日の夜の『S-PARK』という番組のメインMCを担当していまして、2021年はオリンピックのキャスターも担当しました。4月以降はどうなるか分かりませんが、今はとにかくスポーツを中心に(終了の合図) ……活動しているところです!

※2022年3月2日、4月からの『FNN Live News days』平日版メーンMCへの異動を発表。『S-PARK』は3月いっぱいで降板。

宮司:ちょっとこぼれちゃった、ごめんなさい!(笑)

澤本:情報量がすごかった……。

権八 :ホントに。品のいい情報が、さすが!

澤本:品もいいし、よどみもないし。

中村:宮司さんて、喋りながら同時に頭の中でも考えて、ずーっと喋ることができるんですかね?

宮司:あ~、でも普段からそんな感じかもしれないですね。今日も「何をしゃべろうかな」と、なんとなくは決めてきたんですけど、とりあえず口から出ていくものに沿って、次に何を喋ろうか考えていってる感じですね。

澤本:普通はそんなスラスラと口から、出てこないもんな……。

中村:そうなんですよ。「放送事故か!」ってぐらいに、考えている時に黙っちゃうから、みんな(笑)。

一同:(笑)

中村:はい、それでは改めまして『潜水艦カッペリーニ号の冒険』。これは馬場監督と澤本さん、どっちがいいかな……?一体、どんなお話なんでしょうか?

澤本:じゃあ、宮司さんに馬場さんのインタビューをしてもらってもいいですか?

権八 :(笑)

宮司:まず、私がこの作品を拝見して一番最初に思ったことは……。これって、史実ですよね?実際に起きたことをベースにつくられているということで。何でこれが題材になったんだろう?というところがまずは気になりました。

馬場:えーとですね……。今から25年ほど前に、この話のモデルになったアベーレさんていう方がイタリア政府にお手紙を書かれたんですって。大体1995年あたりですね。

「自分は第2次世界大戦中にイタリアの潜水艦で日本までやってきて、日本に残って色々な仕事をした。そして、日本からは手厚く色んな事をしてもらったのに、イタリア軍からは軍人恩給も何ももらっていない」と。そういう内容を書いて送ったら、それがイタリアで話題になったみたいで、結構取材がきたそうなんですよ。

宮司:へえ~。じゃあ、まずはイタリアで話題になったということなんですね?

馬場:はい。その頃は、制空権、制海権ともに連合国軍に握られちゃってるから、イタリアから日本へは潜水艦でしか来られなかった。で、潜水艦に乗って色んなものを日本に運んだ人がいた、という事は日本でもイタリアでも知っている人はいたんだけど、 そのまま残って日本の潜水艦で戦った、ということまでは知らなかった。でね、その取材をしにきたイタリア人ジャーナリストをもてなしたイタリア料理店の店主を、僕がよく知っていて……

宮司:えぇ~?!そういうことなんですか?

馬場:うん、「バッボアンジェロ」っていうお店を自由が丘でやっている、アンジェロ・ コツリーノくんていう人がね、こういう話があるんだよって。そのジャーナリストを紹介してくれたんですよ。アンジェロの奥さんは、ウチでバイトをしていた子だったから、彼女に通訳をしてもらってそのジャーナリストに取材をしたんですね。

 で、それを今から25年前、フジテレビの石原隆さんという方に「むっちゃ面白い話があるんだよ!」ということで話したんです。映画やドラマの企画の話とは、全く関係なしに。
 潜水艦で日本に向かっている間に、イタリアでは革命が起こって敵国になっちゃうんだけど、それを知らずにやってきたイタリア人たちがいた。彼らは、きっと日本で歓迎されるだろうと思ってたら、到着後にいきなり銃を突きつけられて「お前、敵だぞ!」と。「ひえ~!」となりますよね、それは。 

 その後、他の乗組員たちは「戦争はもうまっぴらだから」って降りたんだけど、 自由が欲しかった3人だけは日本に協力することを決めた。そして、自ら志願して潜水艦に乗ったっていう話をしたら、「それは、ドラマか映画になるよね!」と石原さんに即座に言われて。

宮司: へえ~、25年前に?!

馬場:そう、25年前に。で、そこから企画を練りに練り続けて、澤本さんが参加してくださったのが、10年前なので(笑)

宮司: ちょっと待ってください!そんなに昔から温め続けていた作品だったんですね?

馬場:『ジャッジ』(2014年)の前ですね、間違いなく。

澤本:そうですね。よく映画の番宣で「構想10年」とか言うじゃないですか? あんなのウソだと思っていたら、ホントでした(笑)

一同:(笑)

宮司:実際に、自分が当事者になられて?

澤本:はい、「もっと長いよ、この番組!」って(笑)

馬場:だから、澤本さんは10年前からコミットされていて。その乗組員が神戸にいたんで、一緒に神戸まで取材旅行に行ったんですよね。そこですごいしっかり取材して、あの本が出来上がって。それがいよいよ、放送されるという。

宮司:え~?!じゃあ、お二人の10年、馬場さんにとっては25年が詰まった作品というわけですね?澤本さんは、馬場さんからお声がかかったのはご指名だったんですか?澤本さんに書いてほしい、という。

馬場:(澤本さんを指名したのは)石原隆さんだったよね?

澤本:石原さんと馬場さんがある日いらっしゃって、「書いてください」ってお願いしていただいたんで。僕、石原さんのドラマがめちゃくちゃ好きだったんですよ。だから「あの石原隆だ!」と思って。もう断る理由がないじゃないですか?かつ、馬場さんのつくってきた映画が好きだったので、これはもう一石二鳥というんですかね。しめしめ、と(笑)。

宮司:乗らない手はない、と(笑)

馬場: 澤本さんは、原田知世ファンでいらっしゃったんですよね?

宮司:『私をスキーに連れてって』の主演女優さんですね。そんなに昔から練られた作品だったんですね。 でも実際に拝見して、さっき始まる前に「心温まるお話でしたね」と感想をお伝えしたら、「う~ん、そうではない……。」みたいな反応で(笑)

馬場:いや、そんなことはないですよ?(笑)そんなことはないんですけど、なんか最初はめっちゃふざけた本だったので……(笑)。出来上がった完成台本ですら、すっごいふざけていたので、その「ふざけた部分」を生かしきれなかったなぁ、ていう。

宮司:いやいや、ところどころにクスッと笑える部分があって。 そこが良い息抜きになっているな、と。

馬場:そこはね、腹を抱えて、地べたをのたうち回って笑ってほしかったんですよ、きっと。

宮司:そうですか?

澤本:馬場さんは「コメディをつくりたい」とおっしゃってたんで、じゃあ、コメディを書こうと思って。僕は大体、まずは過剰に書いて石原さんと馬場さんに持っていって、それを修正されるという手順を踏んでいたので。「コレ、大丈夫かな?」と思っていたものは最終的に見事に修正されていたので、正直言うと安心しましたよ(笑)よかったなぁ~、と。

宮司:なんか、3人だけで話しちゃってますけど、大丈夫ですか……?(笑)

権八 :いや、今回僕たちだけ中身知らないんで……(笑)。聞いていて心地いいなあ~と。

中村:ははははは!


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