コラム

澤本・権八のすぐに終わりますから。アドタイ出張所

二宮和也主演、新春SPドラマ『潜水艦カッペリーニ号の冒険』の“構想25年”は本当だった!(ゲスト:馬場康夫、宮司愛海)【前編】

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「食べて、歌って、恋をして」イタリア人が教える人生で大事なこと

今週のゲストは、映画やドラマなど数々のヒット作を世に送り続ける、ホイチョイ・プロダクションズ 馬場康夫さんと、フジテレビアナウンサー 宮司愛海さん。今回は、2022年新春SPドラマ『潜水艦カッペリーニ号の冒険』の制作秘話についてうかがいました。

宮司:イタリア人が教えてくれる、人生で大事なこと。……これは言っていいんですか?

馬場:もちろん!よくぞ話してくれました!

宮司:「マンジャーレ」「カンターレ」「アモーレ」ですね。つまり、「食べて、歌って、恋をして」これは今の時代でも、なんだかんだいって根底に、大事にしておきたいな、とすごく思わされましたね。

馬場:そういうイタリア人気質に対して、湾岸戦争の時も「イタリアの軍艦はパスタしか積んでいなかった」とか色んなことを言われましたけどね。でも、戦争するよりも生きることのほうが得意なイタリア人が、戦時中に本当に日本に来た。そして「命がけで国を守る」というプライドと心意気に関しては世界一の帝国海軍の軍人が、彼らと一緒に潜水艦を動かす……。そこが一番、ドラマの根底にあってね。

 だから、イタリア人から見たら帝国海軍の軍人が国を守るために一命を賭して戦うっていう思想自体が「え?」だし、帝国海軍の軍人から見たら、「え?人生の目的って、食べて歌って、恋をすることなの?!」と。これは、二宮くんが散々言うセリフなんですけどね。「そんなの、なんて軟弱なやつらなんだ!」っていう対立が、このドラマの大きな軸ですね。

 で、澤本さんの書かれた脚本では、イタリア人3人にそれぞれ役割が割り振られているんですよ。それぞれに食担当、歌担当、恋担当と。だから、その3人が束になって二宮くんと対決する、というお話です。

権八 :あぁ~、それは、なんかほっこりというか、泣けるところもあるんじゃないですか?もしかして。

宮司:感動する、と思います。「コレ、大事だったよね」っていう、気づきもあると思います。

権八 :あぁ、生きていく上で?

宮司:はい。きっと家族皆さんでご覧になっていただけるというか、みんなで色々と感じながら見てもらえるドラマなんじゃないかな、と思いました。

馬場:まぁ、でも「見る人によって解釈の仕方が違う」っていうドラマはつくっていないので、全員が同じことを思ってくれると思います。「人生において大切なことって、何なんだろう?」ということに関して、間違いようのないメッセージを伝えていると思う。

権八 :楽しみですねぇ~。これは何分ですか?90分?

馬場:2時間半です。

権八 :2時間半?!すごいですね!!

馬場:いや、ホントにみなさんが全力をかけてくださったので。キャストもそうだし、セットとか色んなものがね。これは映画クオリティですよ、明らかに。

権八 :じゃあ、澤本さん、元の脚本て何分ぐらいあったんですか?

澤本:僕、大体書くと長いんだよね。

宮司:どれぐらいの期間で書き上げたんですか?

澤本:んーと、10年?(笑)

宮司:ははは(笑)

馬場:いや、冗談抜きで、初稿から考えたら7年ぐらいかかってると思いますよ。でも、いつもこうじゃないですよ?たぶん、この話だけがものすごく時間を要したんだと思うなぁ……。

宮司:なんで、そんなに時間がかかったんですか?

馬場:うーん……。ちょっと変な言い方だけど、この話が大好きだからでしょう。

宮司:思いが強いから、という?

馬場:いや、そんな「お涙ちょうだい」的なものではなくてね。外国人が日本に来て、日本の文化に触れながらだんだん日本を尊敬していく。みたいな話って、日本人にとってもなんか誇らしいじゃないですか?それと同時に、日本人もまたイタリアの良さにどんどん気がついていく、というような話がすごく好きなんです。今までつくった話の中では、好きな度合いナンバーワンですよ、どう考えても。

一同:おぉ~!!

馬場:「これをやりたかったんだな」というぐらいにね。イタリア人が日本に来て、日本人に影響を与える、日本人もイタリア人に影響を与える、と。

これね、随分前だけど、『三丁目の夕日』の山崎貴監督にこの話をしたことがあるんですよ。今から10年以上前、澤本さんと同じぐらいのタイミングで。その時、「馬場さん、映画撮らないの?」って言われたからこの話をしたら「それ、絶対やったほうがいいよ!」って言われましたね。「え、それはどこに食いつきます?」って聞いたら、外国人が日本に来て、日本をリスペクトする話なのがすごくいい、と。

一同:う〜ん!

馬場:それは、みんなきっと見たいよって言ってくれて。割とその部分が生きてるでしょう?

宮司:はい、そうですね。

馬場:だから、つくってても面白かったですし、見ててもいまだに「面白い!」って思いますからね、自分で

宮司:いやぁ~。これだけの思いが詰まった作品ですから。ぜひ、見ていただかないと。

中村:そうですね。改めまして、新春スペシャルドラマ『潜水艦カッペリーニ号の冒険』ぜひご覧ください!というわけで、来週も引き続き、ホイチョイ・プロダクションズ主催 馬場康夫さん、フジテレビアナウンサーの宮司愛海さんをお迎えしてお送りします!

〈END〉後編につづく

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