コラム

澤本・権八のすぐに終わりますから。アドタイ出張所

馬場さんが師匠に言われた「お前はアマチュア」、その本意とは?(ゲスト:馬場康夫、宮司愛海)【後編】

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馬場監督は「ビリー・ワイルダー」派

澤本:宮司さんに、「女優のオファーがあったらやってみたいですか?」っていう質問があるんですけど、これはどうですか?馬場監督がいる横で。

宮司:えぇ~??

中村:言ってみるもんかもしれませんよ。

宮司:でも、なんか自分がやったことのない分野には年々興味が出てきますね。色んな事をやったほうが人生楽しいだろうな、という気はしていて。もし、必要としてくださるのであれば、全力でやってみたいな、とは思います。

澤本:要約すると「やりたい」ってことですよね?

馬場:ははははは!

宮司:前向きに、ハイ(笑)。でも、ホントにプロの方々と一緒にできるほどの覚悟はないですから……。

澤本:でもね、この間の『カッペリーニ号』の時も見たんですけど。馬場さんの演出って、僕らが見ている他のCM監督の演出とは、全然違うのよ。

馬場:え?逆に、CM監督って、どうやって演出してるんですか?

澤本:短い秒数で詰め込まなきゃいけないから、結構綿密に演出するんですけどね。こっち向いてからこっち向け、みたいなことを言う人もいますよ。馬場さんがどうされているかは、ご自身の口からうかがいましょう。

馬場:僕は10年間サラリーマンやっていて、その後マンガの原作者をやって、本書いて……。そんな人間が、演技について何か言えるはずないじゃないですか?大学卒業後も16ミリで映画を撮ってはいたんですけどね。でも、昨日も昔撮った映画をDVDで見てたら、クッソ下手なやつが喜んで撮ってたものなわけですよ。そんなことをやってた人間が、二宮くんとか有村さんとやってたら、「上手ぇ~!」しか言うことないじゃないですか(笑)。

 僕は今まで、上手い役者さんしかキャスティングされてこなかったんだけどね。なんか大それた事を言うようだけど、世の中にはヒッチコックとかハワード・ホークスみたいに「でくのぼう」俳優でも素晴らしい映画を撮る人がいる。でもその反対に、すっごい上手い役者じゃないと面白い映画が撮れないビリー・ワイルダーみたいな監督もいるとしたら……。ぼくは、ビリー・ワイルダー派ですね(笑)

中村: なるほど。前回このラジオにいらした、7年前の収録では「映画にはカメラマンも大事だ」って、おっしゃってたんですよ。

馬場: あー、もう映画の肝は、カメラマンですからね。それは最初に学んだことなんですけどね。

中村:ということは、いいカメラマンといい役者さんで、馬場さんのスタイルとしては「もう自由にやってください」と?

馬場: そんなこと言うと聞こえはいいですけど、そうじゃなくてね。 つくってもらって「上手ぇ~!」「おもしれ〜!」って、それをつないでみたら一番最初に僕が喜んでるという。今回だって「うわ、おもしれ〜、この『潜水艦カッペリーニ号』!」とか思って見ているので、演出なんてものじゃないですよね(笑)

宮司:じゃあ、現場では「こうしてください」っていう指示は全く出されないんですか?

馬場: ないですね。まぁ、よっぽど突飛なことをされたら「ここはそういうシーンじゃないですよ」って言うだろうけど。でも、二宮さんとか堤真一さんレベルの役者さんだったら、解釈に間違いようがないじゃないですか?彼らはさらにその上から乗っけてきますからね。だから逆に、「ああしてください、こうしてください」なんてよく言えるな、と……。

僕は映画オタクでもあるから様々な大監督の話を読んでいるけど、意外にみんなそうらしいですよ。ビリー・ワイルダーも、指示してるみたいな顔しながら「オードリー・ヘプバーン、上手えなぁ~!」って思いながら見てるみたいですよ。

澤本:なるほど~。そんな馬場さんに演出してもらうのはどうですかね、宮司さんの演技を?

宮司:それはまず、私の解釈力が問われる、っていう……。

馬場:そうそう。あと上手くないと僕、ダメ!

一同:はははははは!

宮司:そもそもですね!(笑)

中村:これから馬場さん及びホイチョイプロダクションズではどんなことをしていかれるおつもりですか?

馬場:ここから25年かけて、また1本つくりますよ!(笑)

一同:ははははは!

馬場:25年に一本ですから(笑)。

澤本:その時、馬場さんはおいくつですか?

馬場:ははは、90いくつだね。クリント・イーストウッドですよ。

中村:宮司さんは2022年にコレをしたいぞ!というのはありますか?

宮司:2021年、30歳になりまして(笑)。20代で様々経験したことを、30代はもっと楽しい方向にできるようにしたいと思っています。新たなチャレンジを始める年にしたいです。

中村: 例えば、女優とか?!

一同:(笑)

中村:まぁ、そうですね。そこも含めてというか(笑)。自分がやったことがないことを自分から能動的に動いていけたら楽しいな、と思っています。

馬場:素晴らしい。

中村:これちょっと、最後の僕のしゃべりの部分を宮司さんに締めてもらえないかな、って思って。この台本にある「はい、この番組は……」みたいなやつ。ここを言ってほしいな。

澤本:いいですね。

宮司:きゃー!緊張する……。はい、ということでこの番組は、放送後1週間「ラジコ」「タイムフリー」で聞くことができます。また、東京FMのデジタルコンテンツが集約されているスマホアプリ、「AuDee(オーディー)」でも番組のトークのみ配信中。もう一度聞きたい、知りたいと言う方は「オーディー」で検索してみてください。

 ということで、今夜のゲストはホイチョイプロダクションズ主催、馬場康生さんと、フジテレビアナウンサー宮司愛海でした。はははは!ここまで言ってしまいましたが……(笑)

中村:最高だ!

澤本:すごいね……。

権八:でもさ、ここのブロック、毎週使ってもいいんじゃない?

一同:爆笑

宮司:急に私の声が毎週……(笑)

権八:いやいや、すごいお美しい声で、ホントに……。

中村: お2人とも、2週にわたってありがとうございました~!

馬場宮司:ありがとうございました~!!

〈END〉

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