コラム

澤本・権八のすぐに終わりますから。アドタイ出張所

「自分のことが分からない」「実は清純派に憧れていた」……女優の正体や、いかに (ゲスト:玉城ティナ)【前編】

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珍しい“等身大の役”に、ファンから反響が

中村:さて、玉城さんは、ちょうど2022年の1月にスタートしたテレビドラマ『鉄オタ道子、2万キロ』(テレビ東京)の主人公の鉄道オタク、道子を演じられていますね。これはどんな作品ですか?

玉城:これはオリジナルの作品で、鉄道オタクの大兼久 道子が主人公のドラマです。このヒロインも沖縄出身という設定で。大学生まで鉄道を知らなかった道子が上京してきて、鉄道の良さに触れ、ローカル線やそこで出会う人たちのパワーを週末に受け取って充電する、というドラマです。

澤本:実際に、地方ロケには行くんですか?

玉城:はい。全12話で北は北海道から、南は鹿児島まで。

澤本:すごい羨ましいな……。

玉城:そうですよね(笑)。今、なかなか旅行に行きづらいという方もいらっしゃると思うので。私自身、ローカル線の魅力や、鉄道好きにとっての常識を知りませんでしたし。

今回は、そういったものに触れられて本当に面白いですし、なかなかここまで等身大の役柄というのも珍しいですから。演じていて学びがありますし、ファンの方からも「こんなティナちゃんがいたんだ!」という反響をいただけて、嬉しいですね。

権八:“等身大”というのは、どのあたりですか?

玉城:日常生活を淡々と送っているキャラクター、といいましょうか。先日、テレビ東京のドラマのプロデューサーさんと話していたんですが、その方は以前、映画でご一緒したことがあったんですね。その時の私の役が「常にトガっている」役だったわけです。

そこから今回の『鉄オタ』の世界観に行くと、「次のセリフでヤバいことを言い出すんじゃないか?」って期待しちゃうんだよね、と。どうやら、ファンの方も同じような感想を持たれている方がいるらしくて。「こういう、いい意味でのふつうのティナちゃんを見られたのが嬉しい。」という感想があったので、たしかにそうだなって思いましたね。

権八:見ましたよ、第1回!

玉城:ありがとうございます。

権八:あれは北海道の……。すごいところだよね?

玉城:北海道の比羅夫(ひらふ)駅、というところで。日本で唯一の“泊まれる駅舎”なんです。

権八:駅に民宿みたいなのがくっついているんだよね。

澤本:「比羅夫」ってどこだろ?

玉城:比羅夫は、北海道の……(笑)。 割と移動時間が長かったですね。

澤本:それ、ロケは何月でした?もう雪が降っていましたか?

玉城:はい、もう一面が雪で。11月末のロケだったのでだいぶ雪が積もっていたんですけど、地元の方は「まだ、これは冬じゃないよ」とおっしゃってて。「そんなわけない」って思いましたけどね(笑)。

権八:比羅夫はニセコの近くなんですね。

玉城:そうです、そうです!

澤本:はいはい、長万部(おしゃまんべ)から倶知安(くっちゃん)を通って、余市を抜けて小樽に行く途中にある場所ですね。

一同:ははははは!

権八:澤本さん、異常に詳しいですね!もしかして鉄オタ?!

澤本:ぼくね、昔、鉄道が滅茶苦茶好きで(笑)。それこそ、ぼくらが子どもの頃は、国鉄全線を乗るという「チャレンジ2万キロ」というのがあって……。

玉城:たぶん、ドラマのタイトルに入ってるのはその「2万キロ」だと思います。

権八:おお〜!

澤本:だから、一生懸命鉄道に乗っては写真を撮り、きっぷを保管してたの。

権八:それは小学生の頃ですか?

澤本:うん。

権八:ええ~、さすが!!

中村:澤本さん、完璧にドラマのターゲットですよ!

玉城:ぜひ、見てください!(笑)

澤本:僕ね、このタイトルの「2万キロ」の部分に相当惹かれるんですよ。これは相当知ってる人だな、と。

権八:でもね~、すごくゆったりしたドラマで、いいんですよ!

玉城:そうですよね。放送時間も金曜の夜ですし。金曜日に家に帰ってきて、自分の時間に戻る時というか、スイッチをオフにした時に流れているドラマになればいいな、と思っています。

権八:あの雄大な景色もいいし。セリフも少ないしね(笑)

玉城:少ないですね。モノローグが多いというか。実際、オンのセリフは少なくて。こう、何かを成し遂げようともしないし(笑)。

権八:はははは!大きな目標とかもなさそうだしね。

どっぷりとハマった後、嵐のように去る

中村:玉城さんご自身は、ハマっちゃうことはあるんですか?

玉城:わたしは狂うようにハマって、何事もなかったかのように冷めるんですよ。

権八:へぇ~!(笑)

一同:笑い

権八:何にオタクになっちゃうの?

玉城:いや、本当にあまり続かないんですよね。そういう意味では、女優のお仕事ってひとつの作品に数カ月単位の期間が決められていますよね。そういう点がすごくありがたいです。そこに全力投球をしていれば、すべて許されるというか(笑)。

澤本:最近飽きたもので、思い出せるものはありますか?

中村:なんかすごい質問だな(笑)

玉城:例えば、アニメにハマるとしますよね?そのキャラがいかにも言いそうなセリフを言い合って盛り上がるんですけど……。一週間ぐらいしたら、もうそんなキャラがいたことすら忘れているというか……(笑)。

一同:ははははは!

権八:「ハシゴ外し力」がすごいね(笑)

玉城:はははは。だから、習い事もあまり続かないんですよね。お茶やお花も、「なぜ家から出ないといけないのか?」っていうところから考えちゃうんですよ。

権八:でも、頑張って行ってみてやり始めると……?

玉城:そうすると、超楽しいんですよ(笑)

権八:はいはい。でもやる気って、やってみないと出ないらしいですよ。コレわかります?言ってること(笑)「よし、やろう!」っていう時にはあまりやる気がなくて、いざ始めるとだんだん自己暗示じゃないけど、やる気になってくる、というか。

玉城:たしかに!そのとおりですね。「やってみないと始まらない」ということですね。

権八:そうそう。本当にそうらしいよ、脳の仕組み的に。

澤本:そうなんだ?いいこと聞いた。

玉城:いいこと聞きました。

権八:僕もネットで読んだんだけどね(笑)

一同:はははははは!

〈END〉後編に続く

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