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FREITAG、バッグデザインを完全DIYできるオンラインサービス開始

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メッセンジャーバッグブランド「FREITAG(フライターグ)」は、オリジナルデザインのバッグを制作できるオンラインDIYサービスを5月25日にローンチした。

FREITAGは1993年にスイスで創業。以来、輸送トラックのタープ(幌)を再利用し、1点ずつ手作りしたメッセンジャーバッグ作り続けてきた。全ての商品が1点もののデザインになっており、その希少性やデザイン性の高さ、環境配慮型の商品づくりに共鳴するファンは多い。日本でも37店舗を展開している。

今回ローンチしたDIYサービス「F-CUT」は、4種類のバーチャルテンプレートを使い、デジタル化された20〜50種類の異なるトラックタープの中から、自分好みの場所を切り出して、メッセンジャーバックをデザインできる。デザイン後、4〜6週間後に手元に届くという。なお、「It’s all your F-ault.(全て自己責任)」をモットーとするため返品は受け付けない。

「F-CUT」。好きなタープの好きな場所をオンラインでカット指示できる「オンラインカッティングテーブル」。

開発の背景について、同社は次のように説明する。「我々の店舗で働くクルーは、『ダークブルーのバッグに”Y”の文字が入っているもの、できればその文字はスノーホワイトで”Y”の文字がこれより左に数ミリずれているものはありますか?』というような具体的な質問をよく受けます。FREITAGは個性派の皆さまに”NO”と言いたくありません。そこで、クリエイティブだけど大変なこの仕事を、意欲的なユーザーの皆さんに委ねることにしました」。

開発は、社内外のUXデザイナー、バックデザイナー、ロジスティクススペシャリスト、カッティング担当に縫製担当など多数のエキスパートが協業した。実は「F-CUT」の原型は、約20年前にマルチメディアを専攻する若い学生が卒業制作として開発したもの。今回20年の時を経て、同じコーダーが参加したという。

 
「F-CUT」で制作できるのはクラシックモデルの「F712 DRAGNET」で、価格は41,800円から。同形でカスタマイズのない「F12 DRAGNET」(販売価格37,400円)は、カスタマイズモデルの登場によって生産を終了する。