コンペの9割は「社内」でつくられる
乱暴な計算ですが、仮にコンペ仕事全体にかける時間を50時間、そのうち、クライアントからのオリエンと質問会が3時間、本番のプレゼンが2時間だとします。そうすると、クライアントと共に過ごす時間は、全コンペ仕事の中でたったの1割。それ以外は、打ち合わせや資料作成を含む「社内業務」です。つまり、コンペの9割は「社内」でつくられるのです。
乱暴な計算ですが、仮にコンペ仕事全体にかける時間を50時間、そのうち、クライアントからのオリエンと質問会が3時間、本番のプレゼンが2時間だとします。そうすると、クライアントと共に過ごす時間は、全コンペ仕事の中でたったの1割。それ以外は、打ち合わせや資料作成を含む「社内業務」です。つまり、コンペの9割は「社内」でつくられるのです。
2006年ADK入社。競合プレゼンの存在すら知らなかった営業時代を経て、2010年より戦略プランナーとして大阪へ。一転して競合プレゼン三昧の3年間を過ごし、勝率5割を達成。ところが東京に戻ってからは、思うように勝てない日々が続く。業界3位の広告会社で苦しみながら戦い抜いた10年以上に及ぶ経験と、百を超える競合プレゼンで溜め込んだ知見を、競合に勝つための方法論として体系化。2023年、著書『競合プレゼンの教科書 勝つ環境を整えるメソッド100』を上梓。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。