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電通ダイバーシティ・ラボ『アライアクションガイド』、LGBTQ+に関する現在の状況に合わせ内容を更新

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電通ダイバーシティ・ラボは、6月のプライド月間に併せて『LGBTQ+について「知る」「考える」「行動する」アライアクションガイド』を更新。2022年版として公開した。

アライとは、LGBTQ+のことを理解し、支援のために行動するLGBTQ+フレンドリーな人。『アライアクションガイド』は、10年以上にわたってLGBTQ+に関して取り組んできた電通ダイバーシティ・ラボが、当事者やアライの声を参考に、具体的なアクションを伝えるデジタルブック。2021年6月にWeb上で公開し、無償提供を開始した。

「昨年の公開後、個人でのご利用はもちろん、自治体、企業・団体、教育関係者など、多くの場所でご活用いただけました。また、アライアクションガイドをきっかけに、電通ダイバーシティ・ラボへのセミナー依頼や、ソリューション開発の依頼などもありました」と、本ガイドブックの構成・文章を手がけた電通関西支社コピーライター 福居亜耶氏。

LGBTQ+をとりまく状況は日々変化しているため、最新情報やよりインクルーシブな解釈をもとに、2022年版では図や説明を更新した。

具体的には、性のあり方をかたちづくる要素について、「出生時に割り当てられた性」よりも「本人が自認する性」が尊重されるべきという考えから、その2つの順番を入れ替える、関連語句について最新情報をもとによりインクルーシブな表記にアップデートするなど。新たに追加・修正したものがある一方、掲載を見直したところもあるという。

「SGDsの理念に『誰一人取り残さない』がありますが、課題について苦しむ人を取り残さないのはもちろんのこと、その課題をわかりやすく伝え、それについて知らない人を誰一人取り残さないことも大変重要だと思います。持続可能な情報提供・コミュニケーションのあり方として、『アライアクションガイド』は今後も更新作業を続けます」(福居氏)。

本ガイドブックは電通ダイバーシティ・ラボが運営するWebマガジン「cococolor」にて、用途に合ったものをダウンロードして、趣旨に沿うかたちで自由に活用できる。

LGBTQ+をとりまく状況は、日々変化しているため、本ガイドブックでは今後も年に1回程度の更新を続けていく予定だ。

『LGBTQ+について「知る」「考える」「行動する」アライアクションガイド』
編集:電通ダイバーシティ・ラボ
構成・文:福居亜耶
デザイン:加藤千洋