前回
はコピーライターとして独立したときの話を書きました。
光栄にも「一(ぼう)」という変わった屋号をおもしろがってくれた人たちから「ひゃくいちさん、なにか一緒にやりましょう」と声をかけてもらえたわけです。
そのときに驚いたのが「ぜひ一緒にやりましょう」とお答えすると「ちなみにコピーライターさんにはどんなことをお願いできるんですか」と聞かれたことでした。
コピーライターというよりもわたしとなにか一緒にやりたい。まずはそう思ってもらえたことがとても嬉しかったのと同時に「これは困ったぞ」と頭を抱えました。
というのも「言葉まわりに問題がありそうなのはなんとなくわかっているけれど、なにからどのようにコピーライターさんへ案件として依頼すればいいのかよくわからない」とのご相談が立てつづけに届きはじめたからです。
ああ、コピーライターって自分が思っているよりもぜんぜん知られていないんだな。これまで自分がいかに狭い世界で仕事をしていたのか。そんな当然の事実を痛感させられました。
ただ、そこで「待てよ」と疑問に思ったのが「そもそも、どうして、コピーライターは『案件』として依頼されるのを待っているのだろう」ということです。
KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。
「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です
会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします
田辺 ひゃくいち
ただの『一(ぼう)』代表。『よくわからない店』店主。コピーライター。コンセプター。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、オトナの会社や中国法人の支社長など10年で10職以上を流転したのち、第52回宣伝会議賞グランプリを受賞。もうすこし生きてみることに。東京や大阪の制作会社を経て独立。現在はコンセプトづくりを中心に企業の『言葉顧問』なども務め、2021年には家族と暮らす東京・小平市に『よくわからない店』をオープンした。足立区生まれ足立区育ち。偽名。
Twitter:https://twitter.com/tanabe101
ただの『一(ぼう)』代表。『よくわからない店』店主。コピーライター。コンセプター。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、オトナの会社や中国法人の支社長など10年で10職以上を流転したのち、第52回宣伝会議賞グランプリを受賞。もうすこし生きてみることに。東京や大阪の制作会社を経て独立。現在はコンセプトづくりを中心に企業の『言葉顧問』なども務め、2021年には家族と暮らす東京・小平市に『よくわからない店』をオープンした。足立区生まれ足立区育ち。偽名。
Twitter:https://twitter.com/tanabe101
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。