シャープはこのほど、洗濯機が音声で洗剤商品のキャンペーン情報などを知らせる広告配信サービスを開始した。8月26日から、ライオンがプレゼントキャンペーンの告知に活用している。洗濯機の商品企画・開発メンバーのアイデアによるもので、洗濯機のサービス価値向上の一環。メーカー同士の直接の取り組み。
シャープ製のプラズマクラスター洗濯乾燥機4機種の利用者で、同社の洗濯機向けクラウドサービスと連動したスマホアプリ「COCORO HOME(ココロ・ホーム)」ユーザーに、洗濯機が発する音声とアプリのバナー広告を用いて告知する。ユーザーの属性や洗濯機の機種、搭載している機能などの条件でターゲティングすることも可能という。
ライオンが告知しているのは、洗濯用洗剤「トップ スーパーNANOX(ナノックス)自動投入洗濯機専用」のプレゼントキャンペーン。ブランド名のとおり、洗濯の際に洗剤を自動で入れられる洗濯機向けの商品で、10月5日に発売予定。シャープの4機種も、登録した液体洗剤や柔軟剤を自動投入する機能がある。キャンペーンの応募期間は8月26日〜9月16日で、ライオンは発売前に直接ターゲットの認知度向上を図る考え。
シャープの洗濯機の商品企画・開発メンバーが発案した。広告配信は同社の洗濯機向けクラウドサービス「COCORO WASH(ココロ・ウォッシュ)」を活用したサービス開発の一環。ほかに、洗濯の仕上がりの好みを学習したり、住んでいる地域の天候などに適した洗濯方法の提案したりするほか、登録した洗剤の残量に応じて、Amazonで自動注文できる機能もある。
これまでのサービス開発で洗剤メーカーとシャープのメンバーがやり取りを重ねてきていたことも、広告配信実現の背景にある。IoT洗濯機自体のサービス強化の性質が強く、広告配信自体で事業化する考えはないという。
IoT洗濯機と連携したEC注文は、東芝の洗濯機でも実施している。
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