メール受信設定のご確認をお願いいたします。

AdverTimes.からのメールを受信できていない場合は、
下記から受信設定の確認方法をご覧いただけます。

×

コンサルタント実務の幅を広げるためにマーケティングの実務を学ぶ

share

世界120カ国以上、71万人の社員が所属する「アクセンチュア」の中で、暮らしの変化に寄り添い、クリエイティブやテクノロジーを駆使して消費者の視点でクライアントのビジネス成長を支援するのが「アクセンチュア ソング」(「アクセンチュア インタラクティブ」から名称変更)。今回は同社で日々クライアントと向き合う大竹秀興さんに、マーケティング実践講座を受講した動機や、受講中の実感、そして受講後の展望を聞いた。

アクセンチュア株式会社 アクセンチュア ソング マネジャー 大竹秀興氏

顧客への提供価値をより高めたい

——所属と業務内容を教えてください

私はアクセンチュア ソングで、通信メディアやハイテク業界のお客様を担当しており、特にエンドユーザーの体験設計と、実現に向けた実行支援をしています。デザイン、クリエイティブ、データ、テクノロジーなど、社内のさまざまな専門家と協働し、最適な顧客体験を提供すべく日々取り組んでいます。

受講中から学んだ知識を積極的に実務で活かすことを意識していた大竹氏。

——「マーケティング実践講座」を受講した動機は。

マーケティングのスキルを高め、お客様により貢献したいと考えたからです。エンドユーザーの顧客体験を含む企業変革をご支援するためには、エンドユーザーが何を求めているのかを理解するスキルが必須です。また、情報過多の現在、本当に価値のある情報を発信できなければ、受け取ってもらえないと感じていました。

お客様への提供価値を高めるためには、社内のスペシャリストの講義・研修などと共に、社外の知見も得て、ユーザーインサイトをどのように探求するか本質的な理解が必要だと感じていました。

その道の専門家から学ぶのが近道だと考えた

——ご自身で選んでご受講を決められたのですか。

はい、いくつか自分で探した中から決めました。

——その中で、宣伝会議の講座にした決め手は?

3点あります。まず、ユーザーインサイトの発見から、クリエイティブジャンプ、コミュニケーション設計まで、一気通貫で学べるところに魅力を感じたことです。

次に、講座で登壇する講師陣の専門性が、自分の強化したい分野と合致していたことです。

最後に、約3カ月と長期間かつアウトプット中心の講義スタイルが、自分自身を鍛錬したいという受講の目的と合致した点です。

知識をより深めたことで新たな可能性を発見

——講義で学んだことは、業務活かせていますか。

比較的すぐに応用できたと感じています。

特に、ユーザーインサイトの理解と、それに対応する形で、我々がお客様に提供できることは何かを考え、業務に応用していきました。

——すぐに実務に活かしていくことは、意識して心掛けていたのでしょうか。

はい。受講中から復習を兼ねて、講義で得たものを実務で活かすことを心掛けていました。やりながら修正することもありましたが、基本的には学んだことを応用できたと思っています。

——印象に残っている講義はありますか。

どの講義も内容が濃かったのですが、特に選ぶなら「コミュニケーション設計」と、「最終課題」です。

「コミュニケーション設計」では、商品・サービスの物語作りを学びました。エンドユーザーに伝えるべき価値・企業の想いを込めた物語を芯に、キャンペーンを実施する。さまざまなチャネルで、一貫したメッセージを発信することが重要なため、物語の作り方を学べたのは有意義だったと考えています。

また、「最終課題」では、従来の企業視点のコミュニケーションでは、エンドユーザーの支持は得られない。社会やエンドユーザーの生活をより豊かにするためには何をすべきか、人の感情にフォーカスしてキャンペーンを実施することが最終的な成果につながることを学びました。このようなキャンペーンを生み出すのは簡単ではありませんが、アクセンチュア ソングの目指すビジョンにも通じますので、習得していきたいと思います。

社会をより良くすることにマーケティングを活かしたい

——今後の展望や計画はありますか?

昨今、企業にはSDGsなど、社会的責任を果たすことが求められています。また、エンドユーザーの価値観が多様化する中、優れた顧客体験の提供も難しくなっています。このような課題に対して企業はどう取り組めばよいのか、講義での学びを実務に活かしたいと思っています。

また、これは別の話になりますが、私の父は宮司として神社で奉務しており、私も神職の資格を持っています。神社においては、氏子の高齢化などによる参拝者の減少が喫緊の課題であり、まさしく参拝者へのコミュニケーションや体験設計は必須だと考えています。講義での学びを活かして、神社のファンを増やし、次の世代に繋げていくことにも、貢献していきたいです。