メール受信設定のご確認をお願いいたします。

AdverTimes.からのメールを受信できていない場合は、
下記から受信設定の確認方法をご覧いただけます。

×
コラム

澤本・権八のすぐに終わりますから。アドタイ出張所

犬の演技は奥が深い!『南極物語』のトレーナーも登場(犬童一心・宮忠臣)【前編】

share

数々の猫の映画・ドラマを経て、犬の映画へ回帰

中村:そのお話を聞きたいのですが……。まず初めに、毎回ゲストの方にお願いしている「20秒自己紹介」というコーナーがございます。この『すぐおわ』は広告の番組ということで、ご自身の自己紹介をラジオCMの秒数、20秒に合わせてやっていただけないか、というコーナーです。まずは、犬童監督からいきたいんですが、ご準備はよろしいでしょうか?

犬童:そんなに重要なことなんですか?

一同:(笑)。

中村:まあ、言ってしまいますけど、さして重要では……(笑)。つかみといいますか。

権八:いやいや、重要ですとも!(笑)ぜひ、重要な情報をお聞きしたい。

中村:それではいきましょう、どうぞ!

カーン♫

犬童:え~、動物の犬に「わらべ」と書いて、一に心の「犬童一心」です。ずっと猫のドラマと映画を撮っていたのですが、今度は犬の映画を新しくつくりました。よろしくお願いします。

カンカンカン~♫

権八:だいぶ余らせましたね(笑)。

犬童:余ったんですか、今?いや、すみません!

権八:いやいやいや……(笑)。犬童さんというのは、ご本名ですか?

犬童:そうです。今、台本を読んでいたら犬童の「童」が間違っていたので。これを間違われないようにしようと思って今の自己紹介にしたんですね。

澤本:それは、すみません……。

犬童:これ、お堂の「堂」によく間違えられるんですね。僕の名前は児童の童なので。今、20秒にさらに10秒ぐらい足して自己紹介しましたけど(笑)。

一同:ははははは!

権八:すごいですね。僕も変わった名前ですけど(笑)。

中村:本名なんですね、犬童さん!

犬童:そうです。犬童という名前は、熊本の人吉の方によくある名前なんですね。「一心」というのは、僕のおばさんがつけたんですけど。なんでつけたのかを聞こうと思っていたら、亡くなってしまったのでよくわからなくて(笑)。

権八:そうなんですね~。でも、猫の映画をずっと撮られていたとおっしゃっていましたけど。

犬童:ドラマと映画の両方ですね。『グーグーだって猫である』(2008年公開)という映画は、ドラマでも撮っていて。犬の映画も昔つくっていたんですけどね。

権八:そうですよね!

犬童:動物は、CMも含めると相当な数を撮ってきましたね。まあ、澤本さんほどじゃないですけど。

澤本:いやいや、とんでもないです……。

権八:『いぬのえいが』(2005年公開)は、複数の監督が参加されたものでしたよね。

犬童:そうです、そうです。

権八:真田敦さんもやっていたかな……。

犬童:そうですね。真田さんが撮られたものも、素晴らしかったですね。

権八:そうですか~!それが2005年で。その後、猫のいろんなものを撮られて、今回の『ハウ』に至ると。

犬童:また、犬に戻ってきました。

権八:いやぁ~、感動しましたねぇ~。

名作『南極物語』に参加。撮影地は、驚愕の……!!

中村:続いて、宮忠臣さんにも20秒自己紹介をお願いしたいな、と。ご準備はよろしいでしょうか?

:はい。

中村:では、どうぞ!

カーン♫

:今回『ハウ』の映画で、ドッグトレーナーを担当させていただきました、宮忠臣です。え~、今回は犬童監督のもとに、みんなで……。え~……。

カンカンカン♫

一同:(笑)。

澤本:ありがとうございます。すみません、ホント(笑)。

:いや、時間が気になってしゃべれなくなって……(笑)。

中村:ホントいい方なんだなぁ~、というのがよくわかりました。あの、続けていただいても構わないんですが。

:いや、もう。ドッグトレーナーの宮忠臣ですってことで。

一同:ははははは!

権八:『南極物語』(1983年/蔵原惟繕監督)でタロとジロの訓練を行ったのを機に、映画に関わられているということですが。『ハチ公物語』(1987年/神山征二郎監督)、『クイール』(2004年/崔洋一監督)、『マリと子犬の物語』(2007年/猪股隆一監督)、『犬とわたしの10の約束』と。これは澤本さんの作品ですよね。

澤本:はい。

権八:名だたる名作に関わられていますね……。

中村:やっぱり、「犬の複雑な演技が必要だ」となった時は、日本では宮さんが呼ばれる、という感じなんでしょうね。

犬童:そうですね。

:いやいや、そんなことないと思いますね。

一同:(笑)。

中村:いいタイミングで被りましたね〜(笑)。

:たまたま、いい仲間に巡り合っているからこういう名作というか、いい仕事が回ってくるんじゃないかな、と思っています。

澤本:『南極物語』が初めてとおっしゃっていましたけど。元々は警察犬の訓練士をされていたんですよね?

:そうですね。

澤本:そこからどうして、急に『南極物語』にいくことになったんですか?

:そうですね。あれは、「クラーラプロダクション」という所でやることになったんですけど。プロデューサーだったクラーラさんから「犬のことを色々教えてくれ」と言われて僕が行ったんです。まあ、それが途中で抜けられなくなって、結局、参加する形になったんですね。

澤本:じゃあ、南極にも行ったんですか?

:(小声で)あれ、全部、「北極」です……。

一同:あはははは!

中村:そうなんですか~!?(笑)

権八:わははははは!

次ページ 「今、こういう映画が見たかった」へ続く