米国ポートランドに本社を置くクリエイティブエージェンシー「ワイデン+ケネディ」の創業者の一人、ダン・ワイデン氏が9月30日に死去した。享年77歳。
ワイデン氏は、パートナーの デビッド・ケネディ 氏と1982年4月1日に、共同でワイデン+ケネディを設立。初期の頃からのクライアントであるナイキのタグライン「Just Do It」を生み出したことで知られている。これまでにナイキをはじめ、コカ・コーラ、P&G、Honda、サムスン、Old Spice、フェイスブックなどを手がけており、さまざまなアワードでそのクリエイティビティが高く評価されている。
現在、同社はポートランドの他、アムステルダム、デリー、ロンドン、ニューヨーク、サンパウロ、上海、東京にオフィスを構えており、独立系クリエイティブエージェンシーとして活動を続けている。
2003年にカンヌライオンズに創設されたチタニウム部門は、広告とマーケティングにおける画期的で革新的なコンセプトを評価するべく、ワイデン氏が考案したもの。12年にはそのカンヌライオンズで、「コミュニケーションにおけるクリエイティビティ」への長年の貢献を表彰する「Lion of St. Mark」の名誉に輝いた。
ワイデン+ケネディは公式Instagramに、ワイデン氏の写真と共に次のようにコメントを寄せている。
「私たちは悲しみにくれています。しかしそれ以上に、あなたへの感謝と愛に満ち溢れています。
ダン、私たちが可能性を最大限に発揮できるよう、ドアを大きく開いてくれてありがとう。
あなたの誠実さ、勇気、信念、そして変わらぬ愛に感謝します。
あなたがいなかったら、この美しくクリエイティブな日々は、きっと訪れませんでした。
あなたがいなくなって、本当に寂しい」
同社を一緒に創業したケネディ氏は、2021年10月に亡くなっている。同社は、在りし日の二人の動画を、公式インスタグラムで公開。「Thank you, Dan and David.」とメッセージを寄せている。
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