三井化学の素材と向き合うオウンドメディア「そざいの魅力ラボ」

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『広報会議』2022年11月号(9月30日発売)の特集では、BtoB企業の広報活動において、どのような切り口や手法が考えられるのか、広報事例を紹介するほか、広報担当者の疑問に専門家が答えています。
※本記事は『広報会議』2022年11月号の転載記事です。

大手化学メーカー三井化学のグループ有志が「感性からカガクを考える」をテーマに始めた「MOLp®(そざいの魅力ラボ)」。優れたブランディング事例を表彰する「Japan Branding Awards 2021」では「Rising Stars」を受賞した。

「MOLp®」オウンドメディア。

設立の目的は、業務の分業化や「素材」という業務領域のため見えにくくなっている、社会的役割や貢献を世の中に問いかけることで再認識し、外部との連携を通して、自らの可能性を体感すること。時代に合わせた顧客価値の創造について研究し、自社の技術を使ったプロダクトを作成。新しいブランディングやマーケティング手法も実験的に取り入れる。そのプロジェクトの様子は、日本経済新聞・テレビ東京をはじめ、新聞やテレビ、雑誌、ラジオ、書籍などでも取り上げられている。

オウンドメディアでは、日常の中で「素材」と向き合う人のインタビューを掲載する「そざいインタビュー」や、プロジェクトのなかで発表してきた、三井化学の素材を使ったプロトタイプ、プロダクト、アイデアの紹介、オンラインストアの運営などを行っている。その他、「カガクのギモン」と題した素材や化学にまつわる疑問を紐解く連載や、「MOLp®」が携わったプロジェクトの歩みを掘り下げる「PROJECT DIARY」も公開されている。

認知向上が採用にもつながった

2015年の始動当初は活動への理解も低かったが、外部認知の向上とともに社内で協力も得やすくなってきているという。

MOLp®が開催した展示会「MOLpCafé」は、投資家向けのアナリストレポートでも評価されるなど、社外からの反響も。コンセプト段階からの素材開発の相談も増え、社員も自発的に外部との連携を考えるようになったという。また、就活生が活動に関心を持ち、入社後参加するケースもあり、採用活動にもつながっている。

DATA
創業年:1912年
社員数:グループ全体で1万8780人(2022年3月31日現在)
広報体制:コーポレートコミュニケーション部26名

広報会議2022年11月号

 
【特集】持続的成長に結びつく
BtoB広報の実践


GUIDE1 
BtoB企業の広報、重要度が増す理由は
何を発信するべきか
山田まさる
 
CASE1 計画を先行発表 新技術・アイデアの取り込み狙う タダノ
CASE2 「開かれた物流」でイメージを変える 日本GLP
CASE3 「ノーコード普及」協会設立で中小企業DX加速 アステリア
CASE4 「経営陣の生の声」伝わる統合報告書 村田製作所
CASE5 素材研究ラボ 採用やエンゲージメントに寄与 三井化学
 
COLUMN
・ 広報未着手の企業、まず何から取り組む?
・ 無名企業がメディアに取り上げられるには?
 
CASE6 鉄骨切断の迫力動画で潜在顧客へアプローチ タグチ工業
CASE7 予約が取れない工場見学  島田電機製作所
CASE8 子ども達が停電復旧を疑似体験  九州電力送配電
CASE9  働きやすい職場環境整えメディア出演増
 
COLUMN
・インターナルブランディングの進め方は?
・オウンドメディアをどう活用していく?
 
CASE10 「地震犠牲者ゼロ」目指すトップメッセージ Aster
CASE11 農業をアフリカへ、現地の課題を示す 唐沢農機サービス
 
GUIDE2
広報活動の社内理解を得るには
メディア掲載を増やすコツ
日高広太郎(広報コンサルタント)
 
COLUMN
・BtoB企業の記者発表会のポイント
・メディア露出を高めるプレスリリース素材
 
など
 


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