博報堂生活総合研究所(生活総研)は、「生活定点」調査の2022年の最新結果を10月に発表した。同調査は1992年から2年に1度実施しているもので、20~69歳の男女約3000人を対象に、日頃の意識や行動を広く約1400項目にわたって聴取する。同じ質問を繰り返し投げかける長期時系列調査が特徴で、長期的な意識の変化を追うことができる。
今年30周年を迎えることを記念して、これまでの生活者観測データを無償公開するサイトをアップデートしたほか、1992年の若者と2022年の若者の暮らしや価値観を表現した「データ・コミック」を特設サイトで公開した。
1992年と2022年の20代男女にそれぞれ特徴的なデータを抽出し、それを基に各時代の“若者”像を描き出した。30年間での「デート」と「女子会」の変化がわかる内容になっている。作家として参加したのは、トキワ荘プロジェクトの卒業生である坂本拓さんと、現参加者であるハトリアヤコさん。
生活総研は公開にあたり「生活者の心に迫るデータのおもしろさや、若者が持つユニークな価値観を知るきっかけとなれば」とコメントしている。
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