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3日間で1億円超え メディヒールのEC売上に貢献したTikTok施策

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韓国発のスキンケアブランド「MEDIHEAL(メディヒール)」では、Wackerが提供するTikTokアフィリエイトサービス「EnCorrect(エンコレクト)」の活用により、公式ECでの購買が急増。販売にあたって描いた戦略について、 Wackerの鹿田将斗氏とMEDIHEAL JAPANの野村俊祐氏に話を聞いた。

月刊『宣伝会議』2023年1月号(12月1日発売)では、「認知獲得から販促、CRMまで。最新・SNSマーケティング」と題し特集を組みました。
ここでは、本誌に掲載した記事の一部を公開します。

(左から)Wacker 最高執行責任者 COO 鹿田将斗氏、MEDIHEAL JAPAN 取締役 野村俊祐氏

3日間で1億円の売上を実現売上を最大化したストーリーとは

MEDIHEAL JAPANは韓国発スキンケアブランド「MEDIHEAL」の日本での販売拡大を目的に2021年に設立。店頭を中心に売上を伸ばす中、オンラインでの売上も拡大するために2つの課題を抱えていた。

「ひとつはオフラインのお客さまをいかにオンラインにも導くか。もうひとつはオンラインの中でも正規品を購入できる“公式サイト”への流入を増やし、安心・安全に購入へと促すことでした」と日本における「MEDIHEAL」事業責任者の野村俊祐氏。さらに、競合の日本市場への参入も増加したため、新しい試みを素早く実施できるパートナーを探していた。そこで野村氏がパートナーに決めたのがマーケティング支援を得意とするWackerだった。

「認知獲得のためTikTok広告を出す競合企業はあっても、実売につなげている例は多くありませんでした。そこで、TikTokアフィリエイトサービス『EnCorrect』の導入に至りました」とWacker 最高執行責任者の鹿田将斗氏は話す。

「EnCorrect」の3つの特徴について鹿田氏は、「ひとつ目は“低リスク・ハイリターンモデル”であること。アフィリエイトのフィーは、インフルエンサーへの案件費回収後にのみ発生します。2つ目は商材に合った最適なインフルエンサーのキャスティングが可能な点。3つ目が一番の強みである“シナリオ力”です」と説明する。MEDIHEALの場合「店舗だけでなくオンラインへ、オンラインの中でも公式サイトへ導く」ことと「売上を最大化させる」ストーリー設計が必要だった。

前者の課題に対しては、まだ国内では流通していないが、韓国では販売されている国内未認知の商品を公式サイトで先行販売することで解消。後者に関しては、あえて日本での販売6カ月前から商品のレビューをインフルエンサーを通してファンに情報流通し、“気になるけど購入できない・早く購入したい”という欲求を蓄積した後、発売。その結果、販売開始と共に自社サイトが3度もサーバーダウンするほどアクセスが殺到、 3日間で売上1億円を突破し、オンラインの売上比率は日本国内のブランド全体売上に対して1%から16.8%へと大幅に向上した。

「EnCorrect」というサービス名には、「生活者が商品に正しく出会える機会をつくる」との思いが込められている。Wackerではこの思いのもと、ネクストラストと共同展開する「REGAL CORE」という現役弁護士・薬剤師がスピーディーに薬事チェックするサービスを導入し、クリーンな情報とシナリオにより、今後もブランドの売上に貢献していく。



お問い合わせ
株式会社Wacker
EMAIL:info@wacker-inc.co.jp(担当:鹿田将斗)