4月18日から東京・新橋のクリエイションギャラリーG8で、「JAGDA新人賞展2023 石塚俊・藤田佳子・矢後直規」が開催されている。
日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)では毎年、 年鑑『Graphic Design in Japan』出品者の中から、今後の活躍が期待される有望なグラフィックデザイナー(39歳以下)に「JAGDA新人賞」を授与している。この賞は1983年来、デザイナーの登竜門として、いまや第一線で活躍する122名のデザイナーを輩出、デザイン・広告関係者の注目を集めている。
41回目となる今回、新人賞対象者は140名。賞選考会日に出席した選考委員27名が、ひとり7票までの用紙記入方式で一次投票し、8票以上得票の12名(石黒篤史、石田和幸、石塚俊、岡本健、坂本俊太、相楽賢太郎、林俊美、藤田佳子、古谷萌、牧寿次郎、矢後直規、山口崇多/氏名五十音順)がノミネートとなった。
その後、選考委員が用紙記入方式で、1位=3ポイント、2位=2ポイント、3位=1 ポイントの3票を投票し、矢後、藤田、石塚、山口の4氏が得票上位に。討議の結果、3位と4位については、選考委員ひとり1 票の投票権を持って決選投票を行うことし、石塚氏が14票、山口氏が13票となったため、最終的に、矢後、藤田、石塚の3氏を「JAGDA新人賞2023」と決定した。
本展では、ポスターやプロダクトなど、受賞作品及び近作を展示する。また、4月25日には髙田唯氏を招いて三氏とのトークイベントが、5月11日には三氏によるギャラリーツアーも予定されている(どちらも要予約)。
JAGDA新人賞展2023 石塚俊・藤田佳子・矢後直規
会期:4月18日(火)〜5月27日(土)
会場:クリエイションギャラリーG8
時間:午前11時~午後7時、 日曜・4月29日(土)〜5月7日(日)休館
※4月18日(火)は午後6時で、5月11日(木)は午後6時30分で閉館
入場無料
※それぞれの受賞対象作品とプロフィール
石塚俊
1983年埼玉県生まれ。2007年早稲田大学第一文学部卒業。現代美術や舞台芸術、音楽、ファッションなどの分野において、宣伝美術をはじめ書籍装丁やディスプレイデザインなどに取り組む。’19年より自身のスタジオ/ プロジェクトスペース「ピープル」を運営。
藤田佳子
1984年広島県生まれ。2011年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程デザイン専攻修了。同年サン・アド入社。’19年JAGDA賞、’20-21年ADC賞受賞。
矢後直規
1986年静岡県生まれ。2008年武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。’ 09年博報堂入社。’ 14年よりSIX所属。東京ADC、D&AD、NY ADC、ONE SHOWなどで受賞。
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