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「SNSで新聞広告について反応・共有」経験ありは16.6% 日本新聞協会調べ

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日本新聞協会広告委員会は4月20日、「SDGs・SNSの視点から見た新聞メディア・新聞広告――社会課題と情報発信をめぐる意識調査」の結果を発表した。

この調査は、SDGs (持続可能な開発目標 )など社会課題の解決に取り組む企業への新聞読者が持つ印象や、SNSで新聞広告を拡散する人の特徴、拡散しやすい情報を調べたもの。

調査は2023年1月、全国の15歳から79歳までの男女計1200名(「SDGsと新聞メディア」1000名、「SNSと新聞広告」200名)を対象に、インターネットリサーチで実施された。

中でもSDGsやカーボンニュートラル・脱炭素に関する意識を尋ねた1000名のうち、SNSに投稿したことのある人の13.6%が、印象に残った新聞広告に関するコメントや写真・画像をSNSで発信した経験があると回答。またSNSで他者の投稿を閲覧している人のうち、16.6%が新聞広告に関する投稿に「いいね」などの反応やシェアをした経験があると回答した。

SNSはLINE利用が最多、興味関心のある分野は年齢ごとに差異

「SNSと新聞広告」では今回の調査対象者1200名のうち、性別・年代 ・地域 を問わず、SNSで新聞広告について投稿したり、「いいね」などの反応やシェアしたりした経験がある 200名を抽出して調査を実施。SNS調査対象者200名のうち、最も多かったのは40代男性で、 20代・ 40代女性が続いた。新聞広告を投稿した経験がある人のうち、最も多かったのは40代男性で、以降30代・50代男性、20代女性が続く。

新聞広告に反応・シェアした経験がある人は、20代女性と40代男性が最多。さらに40代・10代女性が続いた。新聞広告について投稿する人と反応・シェアする人は、性・年代により異なる傾向。利用しているSNSサービスはLINE、Twitterの順で多く、年代別に見ると15~19歳はInstagram、20 代から40代まではTwitterの利用が多いことが分かった。

※調査概要:SDGs・SNSの視点から見た新聞メディア・新聞広告―社会課題と情報発信をめぐる意識調査(SNS編)参照

新聞広告に関する投稿、反応・シェアした理由は、「好きな商品/サービスの広告だったから」「広告の内容が楽しかったから」「話題になったり拡散したりしそうな内容だと思ったから」「好きなイメージキャラクター(人物、グループも含む)だったから」が上位に挙げられた。また、新聞広告のイラストやデザインは「投稿」、コピーは「反応・シェア」を促す傾向にあることがうかがえる。

SNSで新聞広告について投稿、反応・シェアした経験がある人は、新聞社が発信する「芸能・映画・演劇・音楽」「旅行」「ファッション・美容」「スポーツの結果・成績・記録・解説」に関する情報をSNSで発信したい・発信してもいいと回答。

15~19歳と20代は「アニメ・漫画」「流行もの」、30代は「仕事・労働・就職関係」「目を引いた新聞広告」、 40代は「新商品・新サービス」「防災・災害・復興関連」などが多く挙げられた。年齢によって興味・関心を持つ分野が異なり、新聞社が発信するさまざまな情報はSNS上で幅広く投稿・共有されている。

※調査概要:SDGs・SNSの視点から見た新聞メディア・新聞広告―社会課題と情報発信をめぐる意識調査(SNS編)参照

新聞読者はSDGsへの関心・認知が高く、実際に行動する人も多い傾向

一方の「SDGsと新聞メディア」調査については、新聞読者のうち約半数がSDGsを、 4割がカーボンニュートラル・脱炭素を「内容(意味)まで知っている」と回答。各用語の認知度も新聞低関与者に比べ新聞読者がそれぞれ約20ポイント上回っており、社会課題への理解が高い傾向。また、SDGsを知っている新聞読者、「カーボンニュートラル・脱炭素」を知っている新聞読者の約7割が、これらの社会課題に関する取り組みに「関心がある」と回答した。新聞読者は持続可能な社会の実現に向けた対応に関心を持っている様子。

※調査概要:SDGs・SNSの視点から見た新聞メディア・新聞広告―社会課題と情報発信をめぐる意識調査(SDGs編)参照

その他、新聞読者は新聞低関与者よりも、「地方銀行や信用金庫と取引する」「お金や物品を寄付する」などが高く、地域社会を重視する姿勢が見られた。またSDGsに関連した行動に関し、新聞読者は7割以上の人が「ゴミの分別をしっかり行う」「買い物でエコバッグを使用する」「節電・節水など省エネルギーに努める」など、社会課題の解決に向け積極的に行動する人が多い。

※調査概要:SDGs・SNSの視点から見た新聞メディア・新聞広告―社会課題と情報発信をめぐる意識調査(SDGs編)参照

商品・サービスの選択理由になる社会貢献活動としても、新低関与者と比較し「カーボンニュートラル・脱炭素への取り組み」「SDGsへの取り組み」「地域(地元)への貢献」などを重視する傾向が見られた。社会貢献に積極的な企業姿勢が、消費行動に大きな影響を与えているようだ。

※調査概要:SDGs・SNSの視点から見た新聞メディア・新聞広告―社会課題と情報発信をめぐる意識調査(SDGs編)参照

【調査概要】
• 調査名= SDGs・SNSの視点から見た新聞メディア・新聞広告
―― 社会課題と情報発信をめぐる意識調査(SDGs編)
• 地域=全国 
• 対象=15歳から79歳までの男女 
• 方法=インターネットリサーチ 
• 期間=2023年1月20日から22日 
• 回答者数=1000人(日本人の人口構成比に応じて抽出) 
• 調査会社=株式会社クロス・マーケティング

• 調査名= SDGs・SNSの視点から見た新聞メディア・新聞広告
―― 社会課題と情報発信をめぐる意識調査(SNS編)
• 地域=全国 
• 対象=15歳から79歳までの男女 
• 方法=インターネットリサーチ 
• 期間=2023年1月20日から22日 
• 回答者数= 200人(性別・年代を問わず、SNSで新聞広告について投稿したり、「いいね」などの反応やシェアしたりした経験がある人を抽出)
• 調査会社=株式会社クロス・マーケティング