3月のネットショッピング支出額(名目、2人以上の世帯)は前年比12.4%増の2万2657円だった。総務省統計局が5月9日、発表した。旅行関連の支出が大きく貢献したほか、衣類の増加が寄与した。
ネットショッピング利用世帯の割合は前年同月から0.2ポイント増え、52.5%となった。ネットショッピングを利用した1世帯当たりでみると、支出額は前年同月比11.9%増の4万3165円だった。
23年3月の「宿泊料、運賃、パック旅行費」のネットショッピング支出額は3264円で、前年同月の1688円から倍近くに増加した。3000円台に乗せるのは19年8月以来。「チケット」も690円から948円に伸長した。
消費者物価指数では、宿泊料は同比0.6%減だった。ことし1月に再開した全国旅行支援などで需要が増しており、2月の同比6.1%減からは下落幅が大きく縮小した。
観光庁による3月の延べ宿泊者数(外国人を除く)の速報値は、前年同月比26.3%増の4183万7520人で大きく増加した。外国人を除いた宿泊者数が単月で4000万人を超えるのは2019年11月以来。
「ファッション(紳士用衣類、婦人用衣類、履物・その他)」も前年同月比11.4%増の2377円となり、全体を押し上げた。衣料品は小売業全体でも好調で、23年3月の百貨店では前年同月比11.6%増となった。婦人・子ども服・洋品は同10.6%増、紳士服・洋品は同10.2%増だった。スーパーでも紳士服・洋品が同比6.1%増となったが、婦人・子ども服・洋品は同比2.2%増にとどまった。消費者物価指数は被服及び履物が同比3.6%増の104.6。
一方、日本通信販売協会(JADMA)が発表した23年3月の通信販売売上高は、前年同月比4.3%減の1161億1600万円だった。ほぼすべての商品カテゴリーで前年割れとなった。
構成比の最も多い「雑貨」は同比2.5%減の626億7800万円。次いで構成比の高い「文具・事務用品」は同比0.1%減の334億4000万円となった。「衣料品」は同比4.1%減の165億7600万円、健康食品を除く食料品(酒類、飲料を含む)は8.9%減の79億6800万円だった。
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