青山商事は5月22日から、男性アイドルグループ「INI(アイエヌアイ)」を起用した「洋服の青山」のテレビCM「パーティフォーマルプロジェクト 始動」篇の放映を開始した。連動し、5月24日には渋谷駅で、INIのメンバーの社員証を模したカードを貼り付けたピールオフ広告を掲出。約90分で全2420枚の配布が終了した。
テレビCMでは店頭やECサイトで展開しているブラックフォーマルや、同社が運営するレンタルサービス「ハレカリ」のスーツを着用するメンバーの様子が描かれている。
同社がINIを起用するのは、2023年1月に公開されたテレビCM「INIスーツチェンジ」篇に続き2度目。その際は新社会人に向けてフレッシャーズスーツを訴求する内容だった。
「ターゲットである10代~20代の若年層に影響力のある存在としてINIを起用しました。今回はかしこまった礼服だけではなく、お祝いなど幅広いタイミングで、カジュアルにフォーマルなスーツを着こなす『パーティーフォーマル』というカルチャーを創出する目的のプロジェクトとして企画しました」と、青山商事 販促部 副部長/クリエイティブコミュニケーショングループ長 鍋島薫氏。
プロジェクトのコンセプトは、「フォーマルをもっと自由に・もっと身近に」。CMはプロジェクト開始の告知、「パーティーフォーマル」というワードの訴求、今後への期待感を生むべく制作された。
またINIの4番目のシングル『DROP That』の発売日である5月24日には、「渋谷駅地下ハッピーボード」で社員証を模したカードを貼り付けたピールオフ広告を掲出。
「通称『MINI』と呼ばれるファンの方々に、渋谷の『タワーレコード』や『SHIBUYA TSUTAYA』に集結するタイミング喜んでいただけたらと思い、施策を練りました」(鍋島氏)。
このカードは、第1弾の「フレッシャーズ」CMの際に公開した「スーツ愛嬌」の動画の中で、メンバーが首から下げていたもの。「媒体特性から事前告知ができない企画だったにもかかわらず、カードの取り付け作業の段階からファンの間で情報シェアが起こり、掲出開始から約90分で限定2420枚のカードが全てなくなるほどの反響でした」と鍋島氏。
「パーティフォーマルプロジェクト」は第2弾も予定しており、ターゲットである若年層がより着用のイメージが浮かびやすい世界観の企画を進める考えだ。「既存商品の販売促進だけに留まらず、マーケットの創出・需要の掘り起こしにも挑戦していきます」(鍋島氏)。
スタッフリスト
- 企画制作
- ホワイトブリーフ+博報堂+ロックンロールジャパン
- CD
- 大木秀晃
- AD
- 佐藤孝好
- マーケティングディレクター
- 中道あすか、葉室杏美
- Pr
- 湯川篤毅
- PM
- 三浦稔弘、石井妃夏
- 演出+撮影
- 松本ツバサ
- 撮影(GR)
- 宮原夢画
- 編集
- 榎本耕次(オフライン)、石井涼太(オンライン)
- 演出(メイキング+スーツ動画)
- 中江啓太
- 照明
- 長田青海
- 美術
- 延賀亮
- カラリスト
- Alexia Salingaros
- ST
- 都甲真名美
- HM
- 時田ユースケ
- 出演
- INI