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グラフィックデザイナー 青葉益輝氏による1960年代の実物ポスターを展示

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東京・渋谷にある専門学校日本デザイナー学院にて、グラフィックデザイナー 青葉益輝氏のポスター展が開催中だ。


写真 風景 ポスター展 会場の様子
ポスター展 会場の様子。

1960年代以降の日本のグラフィックデザインの第一人者として知られる青葉氏は、広告代理店勤務を経て、1970年にA&A青葉益輝広告制作室を設立。1966年よりフジテレビの番組宣伝ポスターを15年間担当。また、東海銀行、イワタニ、西友など数多くの企業広告を担当した。1991年よりコーセーのクリエイティブディレクターとして10年間、宣伝活動に参加。またリクルート・ガーディアン・ガーデンでの「一坪展」審査員及び同展広報ポスターを15年間担当する。1998年には長野オリンピックの第1回公式ポスターも制作している。「環境」や「平和」をテーマにした作品が多く、東京都のごみ問題をテーマにしたポスターや、平和の大切さを訴える自主制作の作品など、社会性の強い活動に取り組んだ。

写真 人物 青葉益輝氏

青葉益輝氏

 

本展では、青葉氏が生前に手掛けたポスターを各時代に分け3回のシリーズで展示する。現在開催中の「シリーズ1」では、青葉氏が広告代理店勤務時代の1960年当時に手掛けた東京都の仕事を紹介している。


写真 風景 ポスター展 会場の様子


写真 風景 ポスター展 会場の様子

本展では「昭和の時代の名作ポスターを誌面やオンスクリーンではなく、実物を見てもらいたい」と、JAGDA事務局長を務める大迫修三氏(昭和デザイン会議)が企画。青葉氏のご遺族の協力も経て、実現した。「制作時から長い時間が経っていますし、高い価値を持っていますが、額装もせずに展示しました。多少の傷みは飲み込んでも、紙とインクで創られた物体としてのポスターを体験して欲しい」と、大迫氏はコメントを寄せている。

「シリーズ1」の会期は、8月6日まで。また、9月1日(木)~15日(金)にシリーズ2を、9月16日(土)~9月30日(土)シリーズ3の開催を予定している。

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  • 青葉益輝 展 series.1
  • 会期: 開催中、8月5日(土)まで。
  • 会場: 専門学校日本デザイナー学院 8F WALL GALLERY
  • 開館時間: 7月22日(土)〜8月5日(土)9:30~17:30
  •      8月6日(日)9:30~15:00(最終日)
  • 入 場 料: 無料